第7話本当の家族
なんでこんなところにあいつがいるのだろうかこの国の人間が無理やり引っ張ってるようにしか見えないのだが……誘拐ってやつ?
いやいやいやあいつは護身術習っているはすだ…だから誘拐なんてされることはないはず…
あー理解した…銃か…流石に無理だな…
「お前等何してる?」
「連れ去ってます」
「それは分かっとるは、何故?」
「首席が命令したから」
ちなみにボスとかの呼び方はなんか嫌だったので首席程度に変えてもらった。
「そうか…」
俺の父親は元はこの国の人間だった、だから捕まえられたのか…もしくは普通に誘拐されたのか…
「日本に帰すことは?」
「こいつはこの国の人間の家族です」
おっと前者だったか…どうしよう。安全性を考えたら今すぐに日本に帰したほうがいいだろう
だが、この国の人間に帰すことを任せていいのか…俺はそんな不安で頭の中がいっぱいだった
「よし…決めた、こいつを部屋に連れてこい、客室にな」
「了」
「来たか、ようこそラルマニアへ、金村日政様」
「なんで…その名前を…!名前は誰にも言ってないはずだぞ、お前は何者だ!」
「不敬だぞ客人」
「銃を向けるな、二人きりにさせろ、下がれ」
「ちっ…了」
「なんでか?さぁな自分で考えてみろ」
「考えろと言われても…俺はここに来たことないぞ…」
だろうな当たり前だ、ここには観光客は来れるが趣味で来る奴なんかいないだろう、よっぽどの変人じゃなければ
「2ヶ月前貴様の親族が交通事故にあって、死んだ、そうだろう?」
「そいつの名前は金村正春」
「何故…それを?」
「何故知ってると思う?どうして俺がお前の名前とどうして貴様の兄の名前を知ってると思う?」
とりあえずかまでも掛けとくかさぁどんなふうに出る…
「お前が…殺したのか…兄貴を…!」
「え」
思ってたんとちゃう、普通に気づいてくれるって思ってたんやけど、えっとどうしよう
「えっと…いや違います殺してないです、辞めて、ちょおいまて、痛い痛い痛い」
こいつ俺より空手上手いし強いんだよ勝てん
「やめろって言ってるだろうが、どりゃ」
だっさい掛け声と共に何かに気づいたのかこちらの型を睨みつけるように見てきた。
「やるならかかってk「兄ちゃん?」
うんなんで?型だけで気づくのかよあと勘づくの遅いわ
「あ、はいそうです、私が金村正春です、最もそれは前世の話ですが」
こんな気づかれかたあるか
「今はドミニクスとしてこの国のトップの座にいる」
「帰ろう兄ちゃん」
「いや帰れねぇよ、日本に帰りたくても、この国のトップっていう形だし、それにこの姿で日本に行っても、日本人を誘拐しまくってるこの国のトップだし、暗殺されるぞ、それに俺はこの国を日本みたいな平和な国に変えるまでどこにも逃げないし、死なない」
「そう…じゃあ俺を帰らせて…」
「それもできないだろう、この目的が達成するまでお前は俺の専属秘書になってもらう…その後は…まだ秘密にしとこう」
「とにかくあと五年間ぐらいは待っていてくれそしたら、今まで誘拐した日本人や他の国の人間も全員元の国に返すからさ」
「分かった」
納得しちゃったよ、普通反抗するだろうが、
「まぁいい…とにかく風呂入れ、汚れてるんだから、この国の俺の家に来いそこに住ませるから…」
「分かった」
疲れるなこれからそれに大変になるだろう、だけど俺は屈しない!この間違った国を建て直す為に!
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