対話2
姉「ねぇ、桜の雑学の本は、もう読んだみたいね?」
僕「うん。さわりの部分だけ」
姉「西行法師さんが詠んだうたも二十首ほど収録されてるよ」
僕「えっ、そんなに」
姉「ええ。100を超える桜のうたが、『山家集』って本に入ってるんだって」
僕「『願わくは 花のもとにて』以外にもあるんだ。それも、100!?」
姉「ふふ、じゃあ、そこの箇所、一緒に読もう」
僕「読もう、読もう」
── 姉弟、リーディングタイム──
僕「ふぅ、こりゃ覚えるのが大変だな」
姉「ひょっとして、新しい小説に丸々コピーしようとしてない?」
僕「えっ」
姉「それに、『山家集』も買おうとしてるでしょ」
僕「どうしてバレた」
姉「っふふ、顔に書いてるよ」
僕「/////」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます