第3話 ツンデレってやっぱツインテ幼馴染やろ

急いで制服に着替え、朝食もそこそこに玄関へ駆け込む。

靴紐を結び、玄関を出ると、そこには黒髪ツインテールの少女が1人。

「わるいわるい、遅れちまった」

「そんなこといつものことでしょ、というか何分待

 たとせたと思ってんの!」

「いや本当にごめん」

神無月ヒカリ。

見ての通り幼馴染ツンデレである。

「そう言えばなんか変な落としたけど、どうした

 の?」

「あーいやぁなんか朝起きたら部屋に不審者が」

「どーせいつもの寝ボケでしょ?くっだらない」

なんかそんな感じの会話をしながら学校に登校していた。


「あれがヒカリちゃんですね」

その二人から約1,580m。

高層ビルの屋上から、レニアが二人を見下ろしていた。双眼鏡で。

「奴らが来るまで、もう少し時間があると望みたい

 ですね……」

そう言って、どこからともなくアレを取り出す。

「……取り敢えず、限界まで調整の繰り返しです

 ね。後は……」

再び二人の方へ視線を送る

「戦う意思、ですかね」

この内にも、刻一刻と『時間』が迫ってきている。

ミステリアスキャラを演じる前に早く調整しろレニア


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