第24話 ティアミスフォームの真骨頂

その日、私達はティアミスリルとティアエターナルとティアダークネスのフォームについて軽く研究をする事になった。


「ティアミスリルは、ティアエターナルと同じく宝石を力を使える特殊なタイプのドレティアなのは、前の時に分かったけど・・・

もしかして、私のティアダークネスも同じように使えるのかな?」


そう言う碧さんにダークマターはこう言った。


「いえ、私は色々な物が混ざった失敗作なので、合体する事はできません 」


というダークマターに少し残念な顔をしながら見ると


「そんな顔をしても変わりません!

しかし、逆は出来ますよ!


私から鉱石の力や金属の力、生物の力まであらゆる力を一時的ですが取り出す事が可能です!


それを使えば短時間ですが最強になれますよ!」


そう言うダークマターに対して、碧さんは目を輝かせ


「今までにない、変身が出来るんだ!!」


そう喜んだ。


なぜなら、今まで、鉱石で体を覆う形の変身や鉱石の力を纏う変身なら出来たが、生物の力を纏う変身は実質このダークマターとの変身、分かりやすく言うならティアダークネス以外出来ない事だった。


「まあ、私の能力は琥珀と言う鉱石の簡易互換、ですので、もしかしたら・・・・」


と言って一斉に結衣ちゃんの方を見るが・・・


「えっ?何?」


そして、私達はこう言った。


「「もしかしたら、結衣ちゃんは、この中で1番最強に近い存在かも!」」


と言うと、オリハルコンが


「いや、それは無い」


と言い切り、ヒノメノオズからいつ分離したか分からないオリハルコンがこんな事を言った。


「彼等宝石系の神に近しい存在は我、オリハルコンであり、鉱石系、いや、金属系で最強が3種の色金、瑠璃(ルリ)、緋々(ヒヒ)、黄(オウ)の3種あり、天凱堕天(テンガイ ルシファー)の契約ジュエラーである緋緋色金は、感情を、瑠璃は、思いを、黄は、感覚を司り、それぞれ相対していて、それぞれ行動理由になる三つの事柄で構成されており、その3つが揃うと、黒金と白金が現れ、黒金は黒曜石で、白金がプラチナと言われていますね!」


と言って来たので、私達はある意味で最強の集団である事を理解した。


「というか、ドレティア以外で強いのって、ルシファーさんだけ?」


と言うと、オリハルコンが


「まあ、現状そうなってる!

一応、他の金属系のジュエラーもどんどんシャドーから解放されているようで、待っていれば、金属系ジュエラーも増えると思われる」


と言って来たので、私は安堵した。


「なら、私達みたいに強い人達が今後沢山現れるんだ!」


そう言うとオリハルコンは


「そうなると思うぞ!」


と言い、昔の思い出を思い出した。


『おい!お前!

前に出るな!

出たら死ぬだろ!』


『そんなこと言われても!

こんなに敵が居たら横に広がった方が楽・・・

はぁ?』


次の瞬間、全てのシャドーが切り裂かれる姿を私は見た事を思い出した。


「そうだ!この時期だったはず!

あの人・・・・誰だっけ?

まあ、あの人と私がシャドーを共闘して倒した時期!」


そう言った瞬間、巨大なテレビモニターに映されるクリスタル王国元女王にして、現プリンセス、クリスタリアの姿だった。


そして、そこに映っていたのは昔の私と私の知ってる彼の姿だった。


『我々の地に住む、闇、シャドーは全て居なくなりました。

皆様に感謝の報告をさせていただきます。』


そう言った次の瞬間


ドーン という衝撃が世界を包んだ。


その感覚はまるで星自体が怒っているような様子だった。


「もしかして、彼らが・・・・」


そして次の瞬間、私は全力でオリハルコンを反応させる様な最強のエターナルへの変身をした。


そして、私はこう願った。


〖全てのジュエラー、全ての生命に浄化の光が届来ますように・・・〗と


その瞬間、クリスタリアの所にある変身パクト(ティアブレード完全対応バージョン)が呼応して、新たな姿に変わった。


その名もジュエルパクト


そのパクトは分かりやすく言うなら、全ての鉱石全てのジュエラーに対応しており、全てのジュエラーのプリンセスであるクリスタリアに変身する力を与えていた。


そして、そのパクトは2つに分かれた。


『えっ?コレって!』


と言う前世の私と


『これはそういう事ね!』


というクリスタリア


その瞬間、クリスタリアは前世の私にこう言った。


『ドレスチェンジ、ドレスアップと言って!』


と、そして、前世の私がそれに頷き変身し始めた。


それを見ている私は滅茶苦茶恥ずかしくなった。


「えっ?まさか!

あの変身がずっと見られていたなんて!」


そして、変身が終わったドレティアの名前はなんと!


『『私の名前はティアクイーン!

全てのジュエラーを統べるジュエラーの姫にして、女王!

そして、この世界を守る最強のドレティア!

ティアクイーンよ!

よろしくお願いいたしますわ!』』


と言った瞬間、後ろに虹色の光が差していた。


「いや、まさか!

前世の私の最強フォームを客観的に見る事になるとわ・・・」


その全てを知る、私はこの時1番強い敵を知っていたため、私達はクリスタル王国に急いだ。


そして、私は初めてティアクイーン事私と出会った。

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宝傀の貴装士(ほうかいのドレティア) 織柩メフィラド @mehyirad0215

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