第21話 私達の戦争
それから3日間、毎日のように私は碧さんに放課後呼ばれて夜の7時までティアオリジンの調整をする事になった。
「はぁ、あと何回変身すれば調整出来るんだ!!」
と言うオリハルコンの声を聞きながら私は
「でも、コレでオリジンに変身できるようになったらあとはティアエターナル
分かりやすく言えば私達だけでなれる最強のドレティアになれるんだよ!
頑張ろうよ!オリハルコン!」
と言うが、オリハルコンは飽きたようで
「なら、我ではなくティアブレード状態で心を合わせた状態ティアエターナルになる方が良くないか?」
とオリハルコンに言われて、私は
「そうか!どうせエターナルになるならエターナル状態の調整の方がいいよね!」
と言うと、碧さんは
「多分、この変身パクトでエターナルになると多分あなた達の誰かもしくはジュエラーの誰かが亡くなる事になるから、絶対ダメね!」
と言われ仕方無いと思い私は諦めたが
「しかし、実験には犠牲が付き物だ!
それを恐れてなんになる!
最悪の場合、エターナル状態でダークマターを付与すれば良かろう!」
と言い出すオリハルコンにダークマターが
《あなたの力が強すぎて私の能力を貫通する可能性が高いので無理です!》
と言う文字を書いて反論すると
オリハルコンが
「それなら・・・まあ、仕方ないか!」
と言うと、碧さんは
「でも、オリジン状態で多分1時間だけだけど安全値を出せるようになったから、藍ちゃんから聞いたエターナルなら、10分は行けるかもしれないわね!」
と碧さんが言うため、それならと私は
「なら、エターナルに挑戦してみて、一旦データを取りましょう!」
と言うと、碧さんは約10分悩んだ結果
「それもそうね!データが無いことには何にもならないわ!
じゃあ、今からエターナルになってもらえる?」
と言って来たので、私は
「じゃあ、オリハルコンと暇にしている玉鋼!メノオに戻って!」
と言うと玉鋼が
「やっとですか!もう待ちくたびれました!」
と言うので、ごめんと謝りつつ、戻って貰った。
「じゃあ、エターナルの実験始めようか!」
と言う事で私はメノコとメノオを掲げて
〖ドレスチェンジ エターナル〗
と言った。
その瞬間、黒い何か変な空間が現れるほどの強い力が発生し、空間に歪み(ひずみ)を起こす程の強い力が発生した。
『メノコ、メノオ!絶対にこの変身を成功させよ!』
と思うと、2人も
『『おう!頑張ろう!主!』』
と言う掛け声で、私達は心を1つにした。
〖ドレスアップ ティアエターナル〗
その力はその歪みを上書きしたように全てが綺麗に元通りになり、その力は、全てのジュエラーに影響したように、全てが噛み合う感覚を得た。
それを見た碧さんは
「コ、コレが、エターナルの力・・・」
その瞬間全てのジュエラーが私の方を見る感覚に襲われた。
それもそのはず、全てのジュエラー本当に私の方を向いていたからだった。
「では、変身解きますね!」
と言った瞬間、碧さんは急にパソコンを打ち始め
「ちょっとそのまま10秒待って!
全てのデータを取るから!」
と言った。
その瞬間、とある声が聞こえた。
『我を呼ぶのは誰だ!
なぜ、我を呼ぶ!
なぜ、これ程までの力を持っている!』
と言う声が聞こえ、私はこう返した。
「私は藍、黒曜藍!
この世界を守る者!」
と言った瞬間、その声はこう答えた。
『ならば、その力をどう使う!』
とその瞬間、私は無意識にこう言った。
「私の大切な物を傷付けさせないために!」
とその瞬間その声は
『分かった。
我も力を貸そう!
負けるでないぞ!この2つの世界に・・・』
と言われた瞬間、私とメノコとメノオの変身が解かれた。
その時、碧さんは
「もう!変身解かないでよ!
あと、2秒あれば、力の制御系統の調律が完璧に終わるはずだったのに!」
と言い出して、私は困惑していた。
「えっ?もうそこまで終わったんですか?」
と私が言うと
「うん!あと少し調整すれば、完璧にエターナルの力を応用した強い変身パクトを結衣ちゃんと天巌に渡せるようになるのに!」
と言い出して、私はズッコケそうになった。
「えっ?私じゃなくて2人のですか?」
と言うと、碧さんは
「だって、藍ちゃんはティアブレードの時点で強いでしょ?
でも、2人は弱いから、そこの部分を埋める要素として、ティアエターナルの力を応用しようとしてたの!
そして、今回の実験で凄いほどのデータが取れたの!
まあ、その分、7割の機械が故障したから
一応、トントンになるようにするには後、最低でも1秒時間が欲しかったかな?」
と言った瞬間、何かが共鳴するように大きな力が発生したのが分かった。
「コレって・・・」
と私が言うと、碧さんが頷き
「多分、アッチも超強化状態、究極(アルティメット)形態に進展があったのかも!」
その後すぐに天巌くんがやって来て
「おい!さっきの揺れはなんだったんだよ!
姉さん!」
と言って来たので、私は
「今さっき実験でエターナルに変身したの!
まあ、衣装の方は前々から設定してたから、それに変わったけど
その影響で空間に穴が空いてその影響で地震が発生したの!
ごめんなさい!」
と言うと、天巌君は
「いや、藍が大丈夫ならそれでいい」
とそっぽ向きながらいい
その場を後にした。
そして、私達は今後の事を考えて、あまり人の居ない無人島を借りて変身することになった。
まあ、その日以降時空に歪みが生じる事も無く普通に変身できるようになったのは先に言っておく。
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