第20話 ティアブレード神化する
私はその日から、ヒヅメノコズチとヒノメノオズと心を合わせる特訓をし始めた。
「メノコは知ってると思うけど、メノオも出来るかな?」
と言うと、メノオは
「大丈夫
長い間、主と一緒に居たので合わせられるはずです。」
と言うので、私はまず心を合わせる為合言葉を決めた。
「じゃあ、メノオに合わせて・・・・
どうしよう?」
すると、メノコが
「では、私とメノオは刀に戻りますよ!」
と言うので、私は刀に戻ったメノコとメノオに精神を集中させた。
しかし、ここで気が付いた。
「メノオこのままじゃ合わせられない!」
それはメノオの性質にあった。
まず、前提として、メノオはオリハルコンと玉鋼で出来ているため
オリハルコンがまず宝石の神様な為
まず前提として全ての存在を自分より下だと思っており、メノコのダマスカス鋼とは違い
人と関わった事があまりなかった事がまず前提としてあり、まずオリハルコンが人に合わせるでは無く自分に合わせるのが前提である。
それにより、心を合わせるのでは無く心を合わせてもらうのが前提である。
なので、まず最初の時点で難しいと言うのがあった。
「これじゃあ無理じゃん!
なら、一旦メノオ!玉鋼とオリハルコン別れて、オリハルコンと変身させて!」
と言うと、
『分かった。
では、一旦別れよう。』
と言うと、刀から鉱石に一旦戻った後、ジュエラーの姿になった。
「我に変身させよというのか!
あの時は、変身しなかったのに!」
と少し怒るオリハルコンに私は
「あの時はごめん!
だって!そんなにすごいジュエラーとは知らなかったんだもん!」
と言うと、オリハルコンは
「まあ、良いだろう!
俺に合わせて変身せよ!」
と言うので仕方なく変身することにした。
〖ドレスアップ オリハルコン〗
と言って変身しようとすると
『エラーが発生しました。
ジュエラー #0=%+&
とは、変身できません変身する際は変身パクトのアップデートが必要です。』
と言う音声が流れた。
そして、私は気が付いた。
「そうか!私とオリハルコンでは魂の核が違い過ぎて、玉鋼が途中に入らないと変身できないのか!」
と言った瞬間オリハルコンが
「ヒヒイロカネとは変身できる者が居るでは無いか!
それを使って変身できないのか?」
と言ってきたので私は大輝さんに連絡して変身出来るように変身アイテムを持ってきてもらう事にした。
そして大輝さんが碧さんのラボにやってきた時こんな事を言った。
「あぁ!オリハルコンか!
これはヒヒイロカネ用に滅茶苦茶調整してるから調整し直さないと行けないから、明日まで待って貰えないか?」
と言ってきた。
それに対してオリハルコンは
「では、変身パクトを我専用に調整して貰えないか?」
と言ってきた。
それを聞いた大輝さんが?となりながら
「まあ、できなくはないけど、俺は変身衣装を用意出来ないから、そこは碧に頼まないと変身衣装は用意出来ないぞ!」
と言うので、私が頼んだ特殊変身パクトの件で大変そうな碧さんが来てくれる事になった。
まあ、その理由も
「私の夢!最強のドレティアが!!
こんなに身近に居たなんて!」
と言う話だった。
そりゃあそうだよね!
メノオとメノコは紹介したけど、メノコとメノオの元となった鉱石知らないから!
今回ついでで、メノコも分離して、玉鋼とダマスカスもそれぞれ変身することになった。
すると、
「ティアダマスカス!」
「ティアハガネ」
という感じに変身できた。
そして、ダマスカスの力と玉鋼の力が分かった。
ダマスカスは一方向からの攻撃には滅茶苦茶強いが、それ以外の方向からの攻撃に滅茶苦茶弱く、玉鋼は逆に全方向からの攻撃に強いが、一点突破的な攻撃に弱く、分かりやすく言うと、柔軟に攻撃をいなすのが得意なのが玉鋼、強い攻撃に強いのがダマスカスだった。
それによりわかったのは、玉鋼がオリハルコンにかかるストレスを全て受け流して、強さと繊細さを両立していた事を知った。
「まあ、これで分かったのは、玉鋼を強い鉱石
まあ、神級の鉱石と変身する際に合体してから変身すると、全てティアブレードと言う形で玉鋼が調整して、変身できているということだな!」
と言う事で、完全なる調整が終わるまで結果同じように1日かかるという事が分かり、その1日間は、剣道という形で、剣と自分の魂を合わせる練習をすることになった。
「結果変わらなかったけど、多分今後さらに強くなる為には必要な事だから!
みんな頑張るぞ!」
「おう!(ニャー!)」
とジュエラーの皆とメノコとメノオと一緒に息を合わせた!
(でも、オリハルコンとはちょっと馬が合わない・・・)
そして次の日
その日は月曜日で放課後碧さんのラボ兼自宅のあの場所に集まる事になった。
「という事で、ティアブレード改めて、ティアオリハルコンのための変身アイテムがさっき完成したから、変身してみて!」
と天巌君や結衣ちゃんが見ているまでティアオリハルコンに変身する事になった。
そして、碧さんはこんな事を言い始めた。
「というかさ、ティアオリハルコンとティアハガネ少しかっこ悪いから名前少し変えたから先にティアオリハルコンの方をティアゴッドに変えたし、ティアハガネの方もティアメタルに変えたから、ティアメタルから変身よろしく!」
と言ってきたので仕方なく、メノオの2人のジュエラーのまず玉鋼から変身することにした。
〖ドレスチェンジ 玉鋼〗
と言うと、変身して行き最後に
〖ドレスアップ ティアメタル〗
と言うと、ドレスアーマーみたいな少し金属が目立つドレスに変身した。
「これがティアメタル・・・」
と言ってる間に結衣ちゃんと碧さんが携帯を取り出して写真をパシャパシャと取り始めていた。
「というか、撮らないでよ!
恥ずかしい!」
と言うと、天巌くんが
「好きだ・・・」
とボソッと言ってきて私は
「うん?もしかしてドレスアーマー好きだった?」
と言うと、
天巌くんは
「いや、何でもない!」
と言った後、結衣ちゃんたちの方を向き
「ほら、姉さん達!
それより、メインの方どうするの!」
と少し怒る様な口調で言った。
それに対して碧さんは
「いやぁ〜捗った!
じゃあ、メインのティアゴッドへの変身だね!」
と言い、私は緊張する中変身する事になった。
「おい、藍よ!
我と変身するのだ!
落ち着いてやればいい
我とお前の相性は最高なのだから!」
と言ってきたので、私は
「そ、そうだよね!」
と言い、深呼吸をし変身することにした。
〖ドレスチェンジ オリハルコン!〗
そして、私は変身した。
この時私は今までに感じたことの無い感覚に襲われた。
『アレ?今までと全然違う!』
それは、今まで私にジュエラーが合わせていた物が、ジュエラーに私が合わせるのだから、感覚が違うのが当然のはずなのだが
『でも、懐かしい・・・』
その感覚が、ある意味正しく
その感覚の元となった前世の記憶を思い出していた。
『そうだ!これはクリスタリアとの変身の感覚・・・
そう!それだ!』
次の瞬間、私はとある方法を試す事にした。
「オリハルコン!あなたに合わせるから、あなたも私に合わせて!」
と言った。
その瞬間
『分からないがわかった!』
と言う声が聞こえる感覚になり、それがこの変身の鍵になるとは思っても居なかった。
それは
〖深刻なエラーが発生しました。
ティアゴッド変身異常、ティアゴッド変身異常
新たなドレティアの為名前不明・・・
新たなドレティアの為名前不明・・・〗
と言う音声の後、私達はこう言った。
『『私達はティアオリジン』』
それを音声が拾ったのか、変身が完了した。
その姿は、全てからかけ離れた様な姿だった。
「えっ?ティアゴッドに変身したんだよね?」
と言うと私は
「碧さんすいません
ちょっとやってみたいことがあって、私
オリハルコンには、私に
私はオリハルコンに変身してみました!」
と言うと皆は
「「「はぁ?」」」
となった。
それもそのはず、この変身方法はティアクイーンになる方法であり、今までの変身とは根本的に違ったからだった。
分かりやすく言うなら、クリスタリアは人とジュエラーのハーフ、そして私は人それぞれティアブレードに同じ変身パクトを使って変身したような形と同じだからだ
「まあ、碧さんに作って欲しかった最終段階の変身方法を咄嗟にやってしまいました!」
と言うと、碧さんは頭を抱えて
「だから、変身衣装が反映されなかったのか!」
と言い、碧さんは特急で変身パクトの調整に入る事となった。
まあ、この変身のデメリットは
「でも、我も話が出来るのは面白いな!」
と1人の変身のはずなのに2人で変身してる形の為、ジュエラーも表に出て来れる事だった。
「まあ、わたし的には面白かったからいいか!」
と碧さんは微笑みながら、調整を始めた。
「で、藍ちゃん!その変身の名前は?」
と聞いてくる結衣ちゃんに私はこう答えた。
「この変身はせーの!」
「「ティアオリジン 2人で1人のドレティアになる初めてのオリジナルドレティアです。」だ!」
と私とオリハルコンが言うと
「「おぉ〜!」」
と碧さんと結衣ちゃんは拍手をした。
それに対して、天巌くんは
「てかさ、前提として1つのパクトで2人変身する様に作られてないんだけど・・・
そこんところどうなんだ?」
と言ってきて、私達はその事に気が付き、私は焦った!
「もしかして、パクトが壊れて変身が解けなくなったら!」
と言った瞬間、オリハルコンが
「いや、両方解けば多分変身事態は解けるだろ!」
と言って来て、私は
「そりゃあそうか!
と言うか!そうじゃん!
昔の私、そうして変身解いてた!」
という事で、試してみると成功したが、パクトが負荷に耐えられなかったのか、煙を上げていた。
「ああぁ〜!
やっぱりその変身に耐えられるようにするには、今作ってるパクトを完成させないと無理か!」
と言い、何かしょんぼりしている碧さんが居た。
「すいません碧さん!
変身の方が出来たので、これを応用して、ティアエターナルの方を完成させようと思います!
すいませんが、碧さん!
今作ってるパクトを2つに増やして下さい!」
と言うと、碧さんは
「了解!
元々、エターナルと聞いた時点で難しいと思ってたし、まあ頑張るよ!」
と言って、作ってくれる事になったので、良かった。
ついでに、それを聞いた結衣ちゃんは
「もしかして、私もエターナルになれますか?」
と言ってきたが、まず前提の部分で無理なのは分かってたので碧さんが
「まず、エターナルというか、オリジンになるのが難しいかな?
元々、ジュエラーが私達に合わせてくれているから、この変身が出来るのであって、私達もジュエラーに合わせないと行けないという事は、相互でバランスを取ると言うこと!
でも、まずジュエラーの方がバランスを取ってくれているから、それを無理矢理壊してまたバランスを取るという事になるから、滅茶苦茶バランスが悪くなって、変身できなくなるよ!
だから、前提として、バランスが悪い者同士じゃないとオリジンに変身できないかな?」
という事を言うと、結衣ちゃんはしょんぼりしていた。
しかし、天巌は別な事を考えていた。
「てか、シャドーてジュエラーのバランスを崩す事で変身できなくなるんだよな?
それなら、この方法を使えば、シャドーと変身出来るんじゃない?」
と言ってきた。
しかし、シャドーは魂が黒く染まっており、自分が調整して変身したとしても黒い魂は人を他を害する事しか出来ない
そのため、100%変身しても、他人を害する事を第1としているため味方にする事が出来ない
それを前提とされて変身しているが
「というかさ、藍がやったジュエラーを付けるティアブレードの方法を使えば行けるんじゃね?」
と言うと、結衣ちゃんが
「そうか!ティアブレードを元に仮面剣士 緋色がしたあの技術を私達の変身に転用出来れば・・・
シャドー状態でも、シャドーではなく別の形態として転用できるのでは!」
そう考えた結衣ちゃんが色々考えている時、エターナル形態の研究をしていた碧さんが
「それなら、ダークマターちゃんにお願いすれば?」
とポンと言ってきた。
そして、ダークマターは
《出来ますよ?
私の本質は失敗作な為、成功率の低い事をすれば成功しますし、成功率の高い事をすれば失敗しますから》
と言う文字を黒板に書いて出してくれた。
ついでに、ダークマターちゃんは意志の伝達が100%成功する言葉は話せないが100%では無い書きでは、意思疎通出来ない字を書こうとする事で、100%意思疎通の出来る文字を書く事が出来る為それを利用して書いていたりする。
それを思い付いたのは碧さんだったりするのは、一応書いておく
「という事で、失敗率87%のシャドーのヒーロー化計画始めようか!」
となったがここで1つ悪い誤算があった。
「そういえばこの前使った非シャドーアイテムの腕輪を皆付けてましたよね?」
と私が言うと皆・・・・という感じの表情をした。
『あっ!コレ忘れてたな!』
と思いながら、とある事をオリハルコンが言い出した。
「そういえば、クリスタル城の下にまだ浄化出来てないシャドーが沢山居たはずだが?」
と言うと、私は思い出した。
「そうだ!クリスタル城の下にシャドーが沢山居て、前世の私と今世の私と協力して浄化したんだった!」
と言うと皆
「「「それだ!」」」
と言い、皆急いで準備を始めた。
〘ついでに現在はまだ6月の中旬まだまだ長期休みに遠い為クリスタル城に行っても日帰りになる為行けないと言う懸念点があった。〙
「はぁ〜、そういえばまだ夏休みまだ遠いのでした!」
それに対して、碧さんは
「なら、私は行っても大丈夫じゃない?」
と言ってきた。
それはそうだ!碧さんは社会人でシャドー専門の科学者!
そのため、現地に行って現地調査の名目でクリスタル城に入る事が出来た!
「ついでに、前世の藍ちゃんとクリスタリアちゃんの変身の調整出来るし!
一石・・・・あっ!」
そして、碧さんは口走る。
まだ、結衣ちゃんには秘密にしといて欲しかった事をそのせいで
「えっ!!
前世の藍ちゃん!!
さらに王女様まで!!
というか、変身!!
見たい!!」
と言う怒涛の言葉と熱い情熱により、碧さんは慌て、私は、あちゃと言う顔、天巌くんはあぁ!だから2人で話してたのか!と言う納得の顔をしていた。
そのせいか
「なんで皆面白い顔してるの?」
とそこに現れたある意味空気を読まない救世主
眞辺大輝さんがやって来た。
「大輝!ちょっと結衣ちゃんの変身アイテムについて相談に乗って!
私は行く所あるから!」
と言って逃げて行った。
それを追うようにして、結衣ちゃんが
「待ってください!
碧さん!
私も王女様と前世の藍ちゃんの変身を見たい!!」
と言ったことで、大輝さんは察して
「ああ!あの事か!」
と言ってしまった為
「大輝お兄さんも知ってたんですか!
なんで教えてくれなかったんですか!
私がドレティアどんだけ好きか知ってるでしょ!
知らないとは言わせません!
お姉ちゃんと結婚する前に夜遅くまで語り合った仲では無いですか!
絶対に私は!私は!
絶対!絶対!ぜーったいに!
王女様と前世の藍ちゃんの変身を最初に見たいんです!
教えて下さい!
どんな事を話してたんですか!
どんな変身アイテムになるんですか?
どんな衣装!
どんなポーズ!
どんな格好!
全て!
全部教えて下さい!」
と怒涛の圧に、屈して大輝さんは
「いや、俺も知らないけど・・・」
と言うと、今度は私に
「前世の藍ちゃんという事は藍ちゃんは知ってるんですよね!
教えて下さい!
事細かに全てを!」
と言ってきたので、私はタジタジになっていると
天巌くんが
「てか、それは会った時の楽しみに取っておけばいいんじゃない?」
と言われて、結衣ちゃんは
「それはそうですね!
なら、我慢します!」
と言って、どこに締まっていたのか分からないスケッチブックを取り出して、結衣ちゃんは急にお絵描きを始めた。
「多分!碧さんの事だから、ここはこうしてこうしてこう!
でも、藍ちゃんのコスチュームは毎回元々の設定を逸脱してくるから・・・
ここがこうなって、こうなってこうかな?
いや、ここがこうなってこうなってこう!」
と滅茶苦茶、絵を描き始めたので私達は触らぬ神に祟りなしという事で皆その場を後にした。
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