第19話 明確な敵と目標

そして、私・・・黒曜藍はどうしても向かわないと行けないとある場所に着いた。


「點凱さん、すいません

ちょっといいですか?」


私は、眞辺大輝さんと點凱堕天さんの元に来ていた。


「ん?なんだね!藍くん!」


と言う大輝さんに対して、私は


「まあ、大輝さんにも用がありますが、1番大切なのは、點凱さんです。


點凱さんすいませんがヒヒイロカネの力を貸してくれませんか?


それも、點凱さんが変身した状態で・・・」


と言うと、點凱さんは


「うん?どういう事?」


と言ったので私は簡単に説明することにした。


「これから私達ドレティアと緋彩は、世界をまたにかけた戦いに挑まなければ無くなります。


それを助けるには貴方のそのヒヒイロカネの元々持っているもう1つの名前、青生生魂(アポイタカラ)としての力が必要になります。


そして、その力を十分に発揮出来るアイテムを作れるのは、大輝さんと碧さんと私の前世の仲間の3人なんです!


どうか、力を貸してください!」


そう言うと、意味がわからない顔をする點凱堕天さんに対して、大輝さんは


「ああ、分かった協力する

碧のところに行けばいいんだな!」


と言ってきたので、私は


「はい!」


と言うと、大輝さんは沢山の道具を持って外に出たあと


「おい!シファ手伝え!

荷物を積み込むぞ!」


そう言って點凱さんを手伝わせて、碧さんの自宅兼ラボに向かった。




その頃、私、クリスタリアは前世の藍と要に会っていた。


「この世界はなんだ?」


そして、クリスタリアはこう答えた。


「この世界はシャドーとジュエラーと人間と魔人の住む世界と言った方がいいかもしれない世界です。」


と私が言うと男性の方が先に自己紹介をしてくれた。


「そういえば、私達の名前を言い忘れていた。

私の名前は、透凪要

そして、こっちの女が」


と言うと今度は女性の方が


「藍、よろしくね!」


と言ってきたので、昨日聞いた名前・・・藍と同じ事に気が付き、私は藍に対して


「ティアブレード・・・」


と言った。

それが一切分からなかったのか、私に対して


「いや、私はティアブレードと言う者では無い!」


と言うので、私は彼女に対して、


「あっ、すいません!

こっちの話です。

(話と違うじゃありませんか!)」


と言うしか無かった。

そして、私の方も自己紹介をすることにした。


「私の名前はクリスタリア

クリスタル王国元女王です。

つい先日、両親がシャドーから解放されたことで、王位を両親に返しましたので、私はプリンセスという形になります。」


と言うと、彼女は


「初めて見た!本物のプリンセスだ!」


そう喜んでくれた。


そして、私は軽くこの世界の事を説明する事にした。


「この世界は、シャドーと呼ばれる人や動物、そして私たち、ジュエラーが闇に染まり影のような状態になる状態が多く起こっているの!


それを救う為に、異世界に助けを求めたら、私達の同胞がシャドーにどんどん変わっていき、異世界の人々を襲った。


しかし、異世界のとある科学者が変身アイテムを作成してから丸ごと変わって、シャドーを倒せる様になった。


それから、どんどん進化して行って、今ではシャドーを浄化出来るようになったの!


それにより、明るい方へ行く可能性がある未来がある世界だよ!」


と言うと、要が


「それは・・・・絶対なる浄化は理論上無理だ!

何故なら、多分お前達が言うシャドーは私の敵で私は奴らと呼んでいるが、アレは、黒い真核が何処かの宇宙にある限り産まれ続ける!


だから、100%取り除く事は不可能だ!」


そう言われて、私は


「それでも守れる命が有るのなら!

私は何者にも負けない強い気持ちで絶対に曲げない!」


何故かそれを聞いた藍は

泣きながら


「そうだよ!そうだよね!

絶対に諦められないならただ突き進むだけで良いんだよね!」


と言うと、何故か私と藍の間にパスが繋がったような気がした。

それを見た要は


「何、驚いた顔をしている!

大丈夫だろ!お前ら!」


そして、私は要達を私の住む城へと連れて行くことにした。

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