第18話 真の敵・・・そして・・・・
そして私は見た。
これからの出来事を、そして、今後起こりうる最悪の全てを
『おい!コレは・・・』
次の瞬間世界と言うより、私達の住む街が全て闇に覆われ、全ての者がシャドーに変わる瞬間を・・・
そこに現れる1人の人のような人でないような存在と私を・・・
『俺が助けてやる!』
そして、その力を私はこう呼んだ。
〖これが呪い(まじない)の力ですか!〗
そして、それは消え去り、目の前に私の知らないはずの男性たちと女性たち・・・
無限に存在するようで存在しない私達を
その後、私の知る彼はこう言う
『真空を作ってくれジュリアナ・・・いや、ジュマ・・・』
そして、私は知る全ての始まりにして、全ての元凶であり、私が本当に倒すべき存在・・・
『私達が未来を守る!』
そう言って、私と彼ともう1人の私の知らない私と人のようで人では無い彼ともう1人の人のようで人では無い彼女を・・・
『コレで最後だ!
やれ!ティア〇〇〇いや、ティア〇〇〇〇〇〇〇』
その声の後私達は勝利した。
その事だけは覚えている。
でも、なんだろう・・・なんか悲しい事があったような・・・でも、それすら喜びに変わったようなそんな気持ちが溢れていた。
「この記憶は・・・何?」
そして、私は最後にこう言われたのだけは覚えている。
〘今後、ティア〇〇ザ〇〇〇〇にはなるな!〙
その一言だけ、鮮明に覚えているのだが、何故かそのティア何とかが思い出せない・・・
大切な彼との約束だったような・・・
そして、私は目を覚ました。
「あれ?あの記憶は何だったの?」
それが私が知るこの世界の私の最後だったのだろう・・・
でも、これは絶対に忘れては行けない事だとわかった。
「絶対に最終手段は二度と使わない、でもそれを使わないと勝てない敵が現れる!」
その事だけだった。
そして私はすぐに碧さんの居る家の医務室的な客間だと分かり、すぐに外に出て私は碧さんと私の剣たちに話をした。
「碧さんそれに、メノコ、メノオ
これから大切な事を話します。
絶対に勝たないと行けない今後の世界の話を!」
そう言うと、メノコは
「私は準備出来てますよ!メノオも」
そう言うとメノオも頷き
「私達は貴方の剣、たとえ私達がどうなろうとも、あなたを守ります!」
そう言ってきたので、私は碧さんに、とある変身アイテムを作ってもらうことになった。
それを聞いた碧さんは
「へへぇ〜!未来の私そんなの作ってたんだ!
なら、その程度軽く超えるそのティア何とかと言うめちゃくちゃ強い奴に耐えれるように作ってやろうじゃないの!」
と言い、とある変身アイテムの作成に取り掛かった。
それと同時に、私はティアブレードに変身して、これから向かうべき場所・・・そこに向かった。
その頃、クリスタル王国では
「まだ見つからないのかしら・・・」
「こら、恩人を探してるではなく、捕まえようとしてるぞ!
クリスタリア!」
と言う父の声が聞こえた。
「お父様は知らないからそんな事言えるのよ!
私達は絶対に巡り会う運命なのだから!」
そう言って、1歩も引かないクリスタリアに対して母が
「それはそうかもしれないけど、貴方は私達の娘なのよ!」
とお腹を撫でながら話す母を見て、私は
「絶対にこの子には平和な世界を歩んで欲しいの!
あんなおぞましい怪物になんか絶対にさせない!」
と言いつつ、私は母のお腹に宿る赤ちゃんを大切そうに撫でた。
すると・・・
「これはなんだ?」
それは白い真核だった。
「こんなモノどこにも無かったわよね?」
そう言う母も気にしていたが、私はそれよりも
「あっ!来た!」
その存在に目をやった。
それは・・・
「クリスタリアさん、私はティアブレード・・・
これから、世界の大最悪が起こります。
私達を・・・いえ、私達とあなた達の世界を助けて下さい!」
そう言ってきたので、私は
「?どういうこと?」
目の前を見たが意外と普通の人間の女の子が居た。
「説明を簡単にすると、貴方はこれから2人の私に会います。
しかし、私達は私の事を知らない。
だから、簡潔にまとめると、私の事は言わずに今すぐクリスタル王国の南の街に向かって!
そこが私達の出会う場所だから!」
そう言うと、彼女は消えて行った。
「なっ何だったんだ?今のは・・・」
そう言う父とそれに対して何かを察したように
「早くしなさい!クリスタリア!
貴方の待っていた出会いがこれから待っている!」
そう言って私は母に押されてすぐに城を後にした。
それと同じ頃
デスティア王国では
「王よ!この度、我らがしたけた闇の狂気が全て浄化されました。
今後どうなさりますか!」
と言う進言の後、王はこう言った。
「昨日、その浄化の原因となった人間、黒曜藍だったか・・・
その者を倒し、また我らの悲願
我らが始祖デスティアリを復活させよ!
それが急務だ!」
といい、軍を進めさせた。
そして、この国最強の騎士の1人を呼ぶ事になった。
「只今、参りました。」
そう言うと、王は
「四深鬼の1人であるお前に命ずる、我らが始祖をお迎えする準備をしろ!
それを邪魔する者が居るならどんな手段を取っても構わん!」
そう言うと、その騎士は何も言わず去っていった。
そして、王は
「コレで良い、コレをしなくては我らがデスティア王国が滅ぶ・・・」
そう言って、デスティア王国の地下に向かった。
そして、地下には大きな木に守られるように琥珀の中に入った1人の女性と2本の刀があった。
「来てしまいましたね・・・この時が・・・
まさか、私の代で現れるとは・・・
まあ、仕方ない絶対に倒さなくては・・・」
そう言うと、石版を見た。
そこには
〖剣姫雛・・・幾千モノ世界を救う影の聖放者〗
と書かれていた。
「私達は貴方の意志を受け継ぎ、人々を正義という名の檻から解放します。」
そう言って、王は1本の刀をその琥珀に当てながらとある言葉を聞いた。
『憎い憎いニクイニクイ・・・
なぜ、私達が頑張ったのになぜ人々は争う!
なぜ、思いは届かない・・・
なぜ、正義を行う・・・
なぜなぜなぜ・・・・
憎い、正義が憎い・・・
正義を行う者を殺せ!
正義と思う者に示せ!
正義が悪であり、悪も正義もどちらも悪だと・・・』
と言う思いだった。
「はい、わかりました。
我らが先祖の英雄雛様・・・・」
そして、私達は突き進む
正義が無い世界へ
そして、悪も無い世界へ
それを叶える唯一の存在〖デスティアリ〗を作る為に・・・
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