第12話 仮面剣士と一緒に特訓?
結衣ちゃんが正常になった後、みんなで特訓する事になったが、私はとあることに気が付いた。
『もしかして、私剣達も嫉妬してるんじゃないか?』
と言うものだったが、この秘密が意外とすぐにバレるとは思ってもいなかった。
「じゃあ、仮面剣士 緋彩 対ドレティアの模擬戦を行います!
あっ!この中だったら、死んでも、蘇生出来る様に調整しといたから!
本気を出していいよ!」
と言うと、最初にティアエメラルドが新しい事に挑戦していた。
〘オーバードレス 翡翠!〙
それはわかりやすく言うと、同じ宝石だが、名前が違うことがある。
それを利用して、変身形態を切り替えると言うある意味一番分かりやすい力技だった。
『ガオォー!!』
と言う鳴き声とともにヨーロッパの貴族みたいな衣装から、鎧が現れて、何故か知らないがヨーロッパの貴族みたいな衣装の帽子が無くなっていた。
「オーバードレス エメラルド翡翠 爆誕!」
と言う掛け声の元、決めポーズを決めていた。
それを見たヒヒイロカネは
「こ・・・コレじゃ!これを何時間も何時間も繰り返しておった!」
と怖がっていた。
それを見た私達は
『この変身を自分が納得するまでするのはキチガイだと思う・・・・』
と言う事で、ティアエメラルド翡翠が現れたが・・・
「と言うか、変身する時は、オーバードレス、エメラルド翡翠でいいけど、ドレティアとして、ティアエメラルド翡翠て語呂悪いから、ティアエメラルドアーマード翡翠 という名前がいいんじゃない?」
と碧さんが言ったことで、なんかやっと落ち着いたみたいで
「あっ!そうすれば良かったのか!」
と言って、何故かティアエメラルドアーマード翡翠という単語を繰り返して、変身ポーズを探し始めたが、それは置いといて、天巌くんの場合
[クロスドレス オニキス アゲート]
と言うと、天巌くんの姿が、和洋折衷みたいな感じで、上は着物でしたがスカートで、腕にタトゥーみたいに黒いバラの模様が両腕に現れ、足はハイニーソの5センチヒールを履いて居た。
そして、変身後
「私の名は、ティアメノウ 何者も私の邪魔をする物は許さない」
と言うセリフとなんかかっこいいポーズを決めていた。
それを見た私が
「私には、そんな感じの変身は無いよ!」
と言った瞬間、ヒヒイロカネが
「?何を言っておる!
お主の契約者?
まあ、それに当たる物に金属が居るであろう!!」
と言ってきたので、私は?となりながら聞くと
「我は全ての金属を総べる王たる金属!
ヒヒイロカネであるぞ!
我に分からぬ金属など居らん!」
と言ってきたので、私は仕方なくドレスチェンジをする事にした。
[ドレスチェンジ ティアブレード]
となぜが知らないが、そんな音声がドレティアの変身パクトから聞こえてきた。
そして次の瞬間
「主様、ヒヅメノコズチとヒノメノオズただいま見参いたしましてございます。」
と言って、青い髪の赤い眼のこけしみたいな髪型をした男の子と、ザッ!こけしみたいな見た目をした木目調の和服を来た女の子が左右に現れた。
「てか、メノコとメノオ!ドレスになるなら、一緒になるんじゃないの?」
と私が言うと
「いえ、私達は刀なので、主様の手に収まるため、変身の為に使ってるのは、私たちの分身ですが?」
となんかすごいことを口走りながら、刀の状態になって、私が持った。
すると、碧さん以外のみんなが
「「「「いや、1番強いの藍じゃないか!」」」」
と驚いていた?
まあ、ヒヒイロカネも自分と同じレベルの魔法金属オリハルコンが使われていることまでは分からなかった様子だった。
そして、何故か知らないがメノコが急に
「あっ!主様!
ルビーを呼んでいただけませんか?」
と私に言ってきたので、ルビーおいで!
と私が言うと、ルビーはニャン!と言って私の胸に飛び込んで来ると宝石に戻った。
次の瞬間
ボォッ と言う音とともに衣装に赤い模様が現れていた。
「主様、これは私達が100%負けない為の技能として編み出した新たな能力で、ドレティアとはドレスとティアラがメインだと思ったので、私達はネックレスを装備する事で強化する方向に持っていきました。」
とメノオが言って、何故か勝手に何故か強くなっていた。
さらにそれを聞いた碧さんが
「いやぁ〜!そうなるとは思ってもいなかったよ!
そうだ!メノコちゃんとメノオちゃん!
私に協力して!」
と言って居たが、メノコとメノオは
「「その名で我らを呼んでいいのは、主である藍様ただ、お1人のみ!!」」
とメッチャ怒っていた。
それに対して、碧さんが
「なら、どう呼べばいいの?」
と言うと、メノコは
「私の名前はヒヅメノコズチだから、ヒヅメかコズチで大丈夫だ!」
と言い、今度はメノオが
「私の名前はヒノメノオズだから、オズと呼んでくれ!」
とスパッとしていた。
そこに、ヒヒイロカネが
「ふむふむ・・・
お主が宝石をこうするということなら・・・
これが出来るな!
よし!堕天よ!変身するぞ!」
と急に理解し、急に変身する事になった堕天は
「え?あっ?ん?
ま、まぁ〜、わかった?」
と言って、ヒヒイロカネがスマホの形になり、腰に変身ベルトみたいなのが現れた。
「変身」
と言うと、スマホから武装がドンドン現れて装備されて行き、最後にスマホを腰のベルトの横にセットすると、何故か変身ポーズを決めていた。
「仮面の奥に光る正義、緋色の鼓動に跪け!
仮面剣士!緋彩!」
と言う掛け声を出していた。
すると直ぐに
「ヘッドパージ」
と言って頭部パーツを外して、手に持つと
「おい!何をする!早く被らんか!」
と言うヘッドパーツがあった。
「いや、なんであんな事したんだ?
お前、変身ポーズ嫌いだっただろ?」
と堕天が言うと、
「あっ・・・いやぁ〜・・・
ずっと、あの変身を見ているとなんかかっこいいような気がして・・・」
と言って、照れていた。
「まあ、いいか!
じゃあ何をしたいか分からないけど!
ヘッド着装!」
と言って、ヘッドパーツを被った。
すると次の瞬間
[アイアン]
と言う掛け声がスマホから聞こえた瞬間
体に液体状の金属がまとわりつき、いかつめの武装に変わっていた。
『いや、これは?』
とくぐもった声で堕天が言うと
「ふっふっふ!泣いて驚け!
私は金属の王様である!
私に操れぬ金属などありはしない!」
と言ってから
「まあ、パーツ部分に金属を集めて、骨格パーツを強化したよ!」
とメッチャ小さい声でヒヒイロカネは言っていた。
「と言うか、すごいねそれ!
どうやってやったの?」
と言う碧さんに対して、ヒヒイロカネはいきがり説明しようとした瞬間
「ふふ!「金属を従える性質のある」我は「私達は武装を強化するために周りの物質を操作できます」のである!て、我のかっこいい部分を取るな!」
と言いつつ、メノオが
「いえ、私に使われているオリハルコンも同じ性質が有りますが、こちらは宝石のみに使用可能です。
なので、ヒヒイロカネのした事は私達の真似ということになります。
あと、私達はそれぞれ素材としての分離も可能な為、オリハルコンはオリハルコンだけの性質を取り出す事も出来るのですよ!」
と滅茶苦茶上から目線でカッコつけるヒノメノオズに対して、ヒヒイロカネは
「ふぅーん!どうせ、お前らは神の金属には勝てるわけ無いんだもんね!」
と言って、煽ってくるが
「いえ、オリハルコンも神の金属ですが?
というか、海の王であり、海の神であるネプチューンの槍の材料でもあるんだぞ!(諸説あり)」
それに対して、ヒヒイロカネは
「我には他にも青生生魂(アポイタカラ)と言うかっこいい名前があるんだぞ!」
と言うが、何故か結衣ちゃんを除いた皆が
「ダサい!」
と言い、それを聞いたヒヒイロカネは
「なっ!なんだと!!」
と憤慨していた。
しかし、ここで結衣ちゃんが気が付いた。
「てかさ?金属のシャドーて、ヒヒイロカネが居たらすぐに解決しない?オリハルコンもだけど!」
と言ってきたので、ヒヒイロカネは
「それはそうだな!よし!我がどうにかしよう!」
と言うが、オリハルコンの性質を持つヒノメノオズの場合は
「いや、私には無理です。
それについては、私が魔法金属である部分が関与するので、その説明は後日で!」
と言って、何故か変身を解除した。
「あっ!みなさんももう変身を解除しないと痛い目にあいますよ!」
と言って、?となっている結衣ちゃんとヒヒイロカネに対して天巌くんは
「あぁ〜!リミッターか!」
と言うと、すぐに変身を解いた。
そして、それを知らない結衣ちゃんは
「えっ?これって5時間は大丈夫・イッタ!!ナニコレ!!」
と言うと、とある言葉が流れた。
[エネルギー飽和状態が長時間維持された為、変身エネルギーの膨張爆発が起きる可能性が高くなっております。
すぐに変身を解除してください。
繰り返します。
エネルギー飽和状態が長時間維持された為、変身エネルギーの膨張爆発が起きる可能性が高くなっております。
すぐに変身を解除してください。]
と言う音声が流れた事で、結衣ちゃんも気がついたらしく
「この変身って長時間は無理なんだ!」
と言うと、ティアエメラルドに戻った
すると、ボーン!
と言う音が変身パクトが爆発していた。
「えっ?これって・・・」
と言うと、碧さんが
「あっ!やっぱりなっちゃったか!
まあ、予備あるから大丈夫!
はいコレ!」
と言って、変身パクトを渡されると、
「ティアエメラルドを登録しました。
これからよろしくお願いします。」
と言う、コレは初めて聞く音声が聞こえたのだった。
そして、この音声が今後大きな争いの火種になるとはこの時誰も思っていなかった。
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