第9話 ゴーストを助ける唯一の方法

それは、その翌日の事だった。


「藍ちゃん!あの石どうだった?」


と聞いて来る碧さんに私は


「この石すごいですよ!

この石でゴーストを浄化出来ましたから!」


と渡すと


「あっ!やっぱり?」


と言ってきたので、私は


「コレ、どこで手に入れたんですか?」


と聞くと、碧さんはこういった。


「いやぁ〜、コレさ!

藍ちゃんが連れて来たジュエラーのダークマターちゃんが持ってたんだよね!」


と言ってきたので、?となりながら話を聞くと


「コレさ!なんか、ジュエラーがジュエラーになる時にあった物らしくて、ダークマターちゃんが少し最近話せるようになって、聞いたら、コレの近くにあった鉱物が全員、ジュエラーになったらしいよ!」


と言う言葉を聞いて、私はとある事を思い出した。


「『真格も真殻と同じように感情を溜め込む性質があって、コレを解放するには、同じ性質を持つ真殻か、真格をぶつけるしか無いんだよね』」


という事だった。

それを何故か知らないが私は口に出してたらしく、それを聞いた碧さんが?となりながら私に言ってきた。


「今の話、本当?」


としかし、私はそれを話してた事を知らず


「なんの事ですか?」


と言うと、碧さんは


「あっ、無意識だった?

もしかして、藍ちゃんてこの石と何か、関係があったりして?」


と言われ、私は何も言えず


「多分そうなんだと思います。」


と言うと


「そうなんだ!まあいいや!

私はこの石の力を解析して、今後のゴースト対策に利用するから!

何か思い出したら、言ってね!」


と言われたので、昨日の話をした方がいいと思ったので、私は


「あっ!それでしたら、昨日!

この石の名前、真格と言ったら光ったんですよ!」


と言うと、碧さんは


「それ本当?」


と言ってきた。

そして、碧さんは、その宝石を手に持ち、真格と言うと、淡い黄色の光を放ち消えていった。


「これはもしかしたら!

すごい発見かもしれないよ!」


と言い放ち、


「これから少し実験するから手伝って!」


と言われて、真格を持ち、持ち前の実地試験場に行き実験をする事になった。


「じゃあ、藍ちゃん!

コレを持って、真格と言って!」


と言われて、持ち


「真格」


と言うと、碧さんとは違って、白い光を放った。


「これはもしかしたら!人によって光る色が違うのかも!」


と言い、緊急招集がかけられる事になった。


そして、集まった天嶽くんと結衣ちゃんは何がなんだか分からない感じになっていた。


そして、碧さんは、実験の事を説明し始めた。


「実は、昨日起きたこの石の光る現象を解析し始めたんだけど、ちょっと面白いことがわかって!

皆!協力して!」


と言って、天嶽くんに無理やり持たせて、真格と言わせた。


すると、天嶽くんが持った真格からは、黒と琥珀色の光が放たれた。


それに、碧さんが


「あぁ〜、まあ、思ってた通りかも・・・」


と答え


「次!結衣ちゃんね!」


と言って、結衣ちゃんに天嶽くんが真格を渡して、今度は結衣ちゃんが


「真格」


と言うと、ピンクの光と緑の光が放たれた。


それに対して、碧さんが


「いや、やっぱり違うのか?」


と少し戸惑いながら、言うと


「まあ、実験に手伝ってくれてありがとう」


と言い、私と結衣ちゃんになんと、50万円もの大金を渡してきた。


それに対して、私たちは


「「えっ!?急に!こんな大金!」」


それに対して、天嶽くんと碧さんは


「「?これじゃ多かった?」」


と言ってきた。


そして、私は思い出した。


『この2人元々大金持ちだったわ!』


そして、横を見ると結衣ちゃんも同じことを思ったようで


「「いや!少し手伝っただけで普通こんな大金貰えませんから!」」


と言い放つと、碧さんは


「いや、毎月両親が100万円渡してくるから・・・ねぇ?」


と言い、天嶽くんも


「うん、だから100万円ぐらい普通に貰うと思ってた・・・」


と返してきた。


それに対して私達は


「「普通お小遣いと言えば!10万円」3万円「ぐらいだから!て、えぇぇぇえー!!!」」


となった。

まあ、わかる通り、私が3万円ね!


それに対して、結衣ちゃんが

「いや、お小遣い3万円て何も買えなく無い?」


と言ってきたので、私は


「いや、3万円でも多い方だと思うよ?」


と言うと、結衣ちゃんが

「3万円て、バック一つも買えないじゃん!」


と言ってきた。


それを聞いて、私は


『あっ!結衣ちゃんも意外とお金持ちだった!』


となった。


それを聞いた碧さんは


「ま、まあ、いいから!今回働いてくれた給料だと思ってさ!」


と言われて、言われるがまま、貰っておいた。


そして、私は思った。


『いや、こんなお金持ちの中に1人だけ一般市民居て良いのかな?』


と、

しかし、それは私が少しおかしいだけで碧さんが言っていた事がある意味本当に給料レベルになるとは思っても居なかった。


その頃、テレビでは


『私達、クリスタル王国の民たちは、こと度

この間、ゴーストをジュエラーに戻した者達を見つけた物達に、クリスタル王国でのお金!

クリスタル金貨5000枚の褒賞を元に、私達の国!

クリスタル王国に来てもらいたい!

いや、こんな端金では無く!

欲しいだけの金銀財宝全てを与える!』


と言ってきていた。


しかし、今は現代社会、テレビを見ている者など少数派

結果、他国の金に目が眩んだ金の亡者どもが、わんさか現れ、結果的にその事は無かったことになった。

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