第8話 その頃クリスタル王国は

その頃、異世界のクリスタル王国では、異世界で発生した謎の光により、ゴーストから金属系ジュエラーが現れた事を知った。


「おい!ルビー!

何があった!」


と言う、クリスタル王国王女、クリスタリアに対してルビーと呼ばれる人型ジュエラーは


「私達が戦争中の世界にて、ゴーストが浄化される現象が確認されました!」


という発言に、クリスタル王国の女王クリスタリアは


「そんな事、出来るわけない!

そんなことができるなら!

今までの戦いが全て無駄だった事になるでは無いか!」


とキレていた。


しかし、その観測された現象は正真正銘本当の事の為


何も言えなかった。


「もし、それが本当なら、これから現れるゴーストを助けられるのか?」


と言って、少し泣きそうな顔になりながらそう話した。


「はい、女王様!

もし、本当なら女王様のご両親も・・・」


そして、クリスタリアは


「いや、それは無理だ・・・」


と言って後ろを向くと、異形の化け物となった2体のゴーストがいた。


「コレを治すには、昔あったと言われる伝説の刀が無いと無理だと言われている。

そんな刀を持つものなどいるわけが無い!」


そして、クリスタリアは諦めた表情でそう言うと


「女王様!

しかし、コレで可能性が出たではありませんか!」


と言われて、諦めかけていたクリスタリアは、少しの希望が見えた。


「そうか、そう思えば・・・いいのか・・・」


そして、クリスタリアにある封印をしている両親のゴーストに触れながら、そう言うと、次の瞬間封印している石が光だし


「これは何だ!!」


そして、両親のゴーストを見ると異形の化け物からよく見るゴーストの形に一瞬変わり、ゆっくりとだが異形の化け物に戻って行った。


「もしかしてこれは!」


とクリスタリアが言うと、ルビーは


「はい!もしかするかもしれません!」


と言って、この現象を起こした張本人を探す為に、異世界へ出向く事を誓った。

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