ゴールデンウィークの僕(6日目)

ゴールデンウィーク6日目、現在時刻午前11時30分。

ゴールデンウィークも終わりが近づいてきて今日を含め残すところあと

3日となった。

そんな僕のゴールデンウィーク6日目はこれといってなんもない1日だった。

バイトも休みだし、ずっと掃除をしていた。


「やっぱ、なんもない日に掃除気持ちいよね!」


朝から洗濯、掃除等。

気持ちいい。

俺、趣味を掃除にしようかな。


「さてと、洗濯物第2弾を…」


と洗濯機の電源ボタンを押してみたが、電源を入れようとしてみたが入らない。


「あれ?さっきはついたのに?」


何度押しても電源が入らない。

壊れたのかな?

親戚のお兄さんがくれたものだからちょっとだけ年数はたってるけど、まだまだいけると思ったのだが…


「仕方ないな…」


僕はあきらめて洗濯物第2弾はコインランドリーで洗濯することにした。


***


「これで全部っと。」


コインランドリーで洗い物をすませてコインランドリーを出ようとしたどの時だった。


MOIN!


SNSの通知音がなった。

送り主を見るとバイト先の同級生君からだった。


『やぁ、ゴールデンウィークだけど野田さんと会ったりできたかい?

君と一度ゆっくり話したいと思うんだけど今晩予定空いてるかな?』


珍しい、この子がご飯に誘ってくるなんて。

いつも明莉さんの情報とかもらってるし今日は予定ないから僕の返事は二つ返事だった。


***


「やぁ、お疲れ様。今日はゆっくりできたかい?」

「おつかれ、まぁ、ぼちぼちといったところかな。君もバイトお疲れ様。」

「じゃあ、予約してあるから行こうか。」


徳島でご飯、飲みとなると駅前のほうや飲み屋街が多い。

今日は徳島の地元鳥、阿波尾鶏が食べれるお店を予約してくれてるらしい。


「君から誘ってくるれなんて珍しいね。いつもは僕が明莉さんの情報が欲しくて誘うのに。」

「そうだね。最近、野田さんが変わってきてると野田さんの友達から聞いてね。僕は君の頑張りが好きだからちょっと話したくなってね。」


どうやら僕のこと結構応援してくれているらしい。

頼もしい味方だ!

でも少し険しい顔のような…

と話しているうちにお店についた。


「いらっしゃいませー。」


お店の中は居酒屋だからかワイワイしていたがそれぞれ個室なので他人の目は気にせず飲めるから僕は結構好きだ。

席に着き、とりあえずお互い生中を頼んだ。


「それで君から誘ってくれたってことは明莉さんが変わったてこと以外なんかあるんやろ?」

「そうだね。単刀直入にいうと野田さんが最近頻繁に男の人の家に上がっているらしい。」

「え、」

「相手は同じ大学の同級生。僕たちと同じモール内の靴屋でバイトしてるらしい。」

「…その情報はほんまなん?」

「あぁ、野田さんの友達から聞いた。でも付き合ってはないらしい。」

「そっか…情報ありがとう。」

「お待たせしました。生中2つです。」


きたきた、ビール、ビール。

そして僕はそのビールを一気にのどに流した。


「おいおい、大丈夫かい?」

「あ?あぁ、たぶん。ちょっと気が動転してたのかも…」

「大丈夫さ、さっきも言ったろ?付き合ってはないと。まぁ、君は抱え込みやすいタイプだからね。飲んで話そう。何時まででも付き合うよ。」


そして僕たちは閉店ぎりぎりまで飲み明かした。

こんなにも僕のこと応援しててくれてたなんて、ありがたい。

大丈夫、まだ付き合ってないのなら僕にもまだチャンスはあるさ。

だから変わろう。明莉さんに男としてみてもらえるように。





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