第5話
太陽の光がだんだん柔らかくなっていき空気が涼しくなっていった。あと1時間後には空は夕焼けに染まる。歩きながらヨンは無意識的に泊まれそうな所はないか探していた。見つからなくてもどうってことはないけれど、それでも持ってきた簡易のテントで野宿するよりはボロくても屋根のある所で泊まりたいのが本音であった。あれやこれやと考えていると昼に山道で休んでいた時通り過ぎて行った女のことが急なヨンの頭をよぎった。空は赤色ベースに少し灰色と薄暗い青色が混ざった複雑な感じに変わっていった。山の上で見る夕焼けに心奪われそうになりながらも、ヨンは山荘を見つけることをまだ諦めていなかった。
山荘deキムチチゲ @yonfunfan
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