第8話 過去の光栄

場面は廊下に映る


立花承太郎: 「辰巳、悪りぃトイレ。」

山崎辰巳:「早く帰ってこいよ?」


廊下を彷徨く承太郎


立花承太郎:「京子はどこだ?」


用務員のおじさん:「もしかして…君」

「立花承太郎君?」

立花承太郎:「そ、そうですけど…?」

用務員のおじさん「いやー会いたかったよ。」


握手を求めるおじさん


用務員のおじさん:「わしはただのファンだ」

「君が甲子園に導いてくれた時は本当に嬉しかった。」

「1ファンとしてね。」

立花承太郎:「ありがとうございます…」

「でもいつまでも過去の光栄に囚われるのも良くないですし。」

用務員のおじさん:「何を仰る?」

「君が田辺学園No. 1投手であることに変わりはない。」

立花承太郎:「そ、そんなことないですよ…」


照れ隠しをする承太郎


立花承太郎:「自、自分そろそろ行きます…」

用務員のおじさん:「ありがとね、また君の活躍が見れそうで楽しみだよ。」

立花承太郎:「はい?今なんて言いました?」


振り返るとおじさんは姿を消していた


立花承太郎:「どういうことだ?」


1通の連絡が来る


-承太郎悪い、先に帰らないと行けなくなった

タクシーで帰ってくれね?-


立花承太郎:「何だよ、それ」


次回

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