第7話 恋愛も野球も紙一重

(ストライク)

主審の手が上がる


立花承太郎:「ダメだ…気を取られるな」

山崎辰巳:「どうしてあれを狙わないんだ、あいつ?」

綾咲麻衣: 「行っけえ!承太郎‼︎」


一呼吸を置く承太郎

再びバッターボックスに入りいつものルーティンで構える準備をした。


立花承太郎:「よし、来いよ。」


(ピッチャー振りかぶって投げました。)


飛距離、打感何もかもが完璧だった。

夏の空に金属音が鳴り響く。

テレビでは実況の興奮がピークに達する。


(これはどうだ?大きい大きい!スタンドへ消えたいった!ホームラン‼︎)


立花承太郎:「よし…何だろ、あの子の応援のおかげで力が抜けた気がする」


結局その試合は10対0でコールド勝ちを収めた。


山崎辰巳:「お疲れ」

立花承太郎:「お前もそ、その声出しお疲れ」

山崎辰巳「「まあ、任せろってな!」

「承太郎?呼ばれてんぞ」


例の美女からだ。

誰だ?あのビューティー高校生は。


綾咲麻衣:「今日のヒーロー3年A組の立花承太郎君!」

立花承太郎:「は、初めまして…」

綾咲麻衣:「そんな固まらないでよ!」

「私たち同い年でしょ?笑」

立花承太郎:「それもそうだな…」

綾咲麻衣:「なんか承太郎君、プレーとのギャップが凄いね!」


君が話しかけてくれたから今があるんだよ。

あの時…俺たちは確かに惹かれあった。


立花承太郎:「あ、あのもし良かったらこの後ご飯でもどう?」

綾咲麻衣:「是非!よろしくお願いします。」


しかし20年後…後俺たちの仲は空中分解をした。


場面は現代に戻る。

次回

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