第5話 ルームメイト(相棒)

山崎辰巳: 「まあ、事情は分かったから。」

「落ち着くまでここにいていいぜ。遠慮すんな」

「俺には勿体無いくらい大きい家だからさ!」


こいつ…金持ちアピールか?

お前高校の時は控えのポンコツだったろ?

って言いたい所だが、気持ちを押し殺そう。


立花承太郎: 「辰巳…」

山崎辰巳: 「何だよ?」

立花承太郎: 「ありがとな、色々と」


照れくさそうに話す承太郎

又同じく照れくさそうに返事をする辰巳


山崎辰巳: 「何言ってんだよ!仲間だろ?俺たちは」

「こういう時はお互いを助け合うんだよ。」


壁に飾られた高校生の写真を見つめる2人


立花承太郎: 「この時の俺たち…すんげぇ楽しかったよな!」

山崎辰巳: 「まあな!青春してたよ。」

立花承太郎: 「お前補欠だったけど…」

山崎辰巳: 「うるせえな。お前追い出すぞ笑」

立花承太郎: 「やめてくれ、その言葉は俺に効く笑」


2人はOB会に備え早めに就寝に就いた。


-翌朝-


立花承太郎: 「お、おはよう…」


大きなあくびをする承太郎


山崎辰巳: 「起きたんだねルームメイト!」

立花承太郎: 「ルームメイト?」

山崎辰巳:「俺たちルームメイトだろ?笑」


37歳にもなって同級生とルームシェア。

誰が予想をしただろうか?

だが俺はこいつには凄く感謝している。


山崎辰巳:「確か、京子ちゃんも田辺学園だっけ?」

立花承太郎:「そう、吹奏楽部に入ってるよ」

山崎辰巳:「えっ麻衣ちゃんと同じじゃん?」

「あ、ごめん」

立花承太郎:「いや、良いんだって…俺が悪いんだから。」

山崎辰巳:「とにかくご飯食ったら行くぞ。」


朝食を済ませ数十年ぶりに母校へ向かった

次回…

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