陽キャアイドルの幼なじみと友達の家に行った件について

 ――日曜日。

 オレ達ゲーム制作部の5人は、木暮に言われてある場所に来ていた。

 明石も一緒に居る。


「なんで明石も居るんだ?」


 オレが聞くと、明石は言った。


「興味本位。おもしろそうだなって思って夕乃に混ぜてってお願いしたの」

「そ、そっか」


 篠原がインターフォンを押す。


「はい。どちらさまですか?」

「篠原です」

「朝陽。ちょっと待ってて」


 すると、ドアが開いて、中から私服を着た木暮が出てきた。

 オレは木暮に言われて、ある目的でみんなと一緒に木暮の家に来た。


「入っていいよ」

「おじゃまします」


 みんなで木暮の家の中に入る。

 すると、木暮のお母さんが迎えてくれた。


「いらっしゃい。夕乃の母です。今日は来てくれてありがとう」

「今日はお世話になります。これみんなで選んだお菓子です」


 そう言って、篠原が代表で木暮のお母さんにお菓子を手渡す。


「あら、ありがとう。あとで部屋に持っていくわね」

「みんな、私の部屋こっち」


 そして、オレ達は木暮の部屋に入った。

 木暮の部屋は本棚には少女漫画、床にはぬいぐるみが置かれていて、かわいい雰囲気だ。


「そこに座って」


 木暮に言われて、オレ達は机が置いてあるところの床に座る。

 そして、木暮はクローゼットを開けた。


「じゃあこれから、女子の洋服についての勉強会を始めます」

「よ、よろしくお願いします」


 オレがそう言うと、木暮は自分の服を例にして女子の服のデザインについての説明を始めた。

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