第40話 チャップリンの言葉
人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である。
―――チャールズ・チャップリン (イギリスの俳優・映画監督)
本名はチャールズ・スペンサー・チャップリン。
白黒映画時代の“喜劇王”と呼ばれた、名コメディアンのチャップリンは、母親のハンナが舞台女優であり、チャップリン自身の舞台デビューはなんと母親に言われて出演した、5歳の時でした。
劇団に所属し、次第に俳優として芽を出し、喜劇で活躍して行きます。
山高帽にチョビひげ、だぶだぶのズボンと大きな靴、ステッキというスタイルで世界的にコメディ映画で有名になりましたが、その扮装は最初から考えていたものではなく、衣装部屋への移動中に思いついて、「とりあえずやってみた」もの。
チャップリンと日本は縁が深く、使用人に日本人を登用したり、生涯で何度も来日しています。
海老の天ぷらが大好物で、1930年代に日本に訪れた時は、一食で海老天を30本も喜んで食べたといいます。
その時に店に居合わせたのが、若い頃の黒柳徹子だとか。
チャップリンは物理学者のアインシュタインとも交流があり、「チャーリー」「アルバート」と呼び合う仲でした。
「チャーリー、君の芸術に対して一番すごいのは普遍性だよ。サイレント映画なのに、見た人は、君の言いたいことが理解できる」
「そうかもしれない。でもアルバート、君はもっと素晴らしい。なぜなら世界の誰もが、君が何をしているのか理解していないのに、賞賛している」
気の利いたやり取りです。
映画「ライムライト」の中で、ユーモアを込めたチャップリンの有名な台詞があります。
「人生は、恐がりさえしなければ素晴らしいものになる。人生に必要なものは、勇気と想像力。それとほんの少しのお金だ」
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