第37話 稲盛和夫の言葉


 常に明るさを失わず努力する人には、神はちゃんと未来を準備してくれます。


    ―――稲盛和夫  (日本の実業家)



 稲盛和夫氏は、京セラ・KDDIの創設者で、日本の通信業界に大きな影響を与えただけではなく、「経営の神様」とも呼ばれ、その考え方はビジネス界において広く参考にされています。


 稲盛氏の名言には「神が手を差し伸べたくなるぐらいにまでがんばれ」というのもあります。


 さて、上記の言葉、「常に明るさを失わず努力する」というのがポイントです。


 世の中には、仕事はできるけれど、普段から文句ばかり、愚痴ばかりで、そばにいるだけで、こっちまでネガティブな気分に感染させられるような、そんな人もいます。

 そういう人とは適度に距離を置いて聞き流しつつ、自分は自分、と明るく生きることにしましょう。


 他にも、稲盛和夫氏はこんな言葉も残しています。


「バカな奴は単純なことを複雑に考える。普通の奴は複雑なことを複雑に考える。賢い奴は複雑なことを単純に考える」


「順境なら「よし」。逆境なら「なおよし」。自分の環境、境遇を前向きにとらえ、いかなるときでも、努力を重ね、懸命に働き続けることが大切なのです」


「人生はつまるところ、「一瞬一瞬の積み重ね」に他なりません。今この一秒の集積が一日となり、その一日の積み重ねが、一週間、一ヶ月、一年、そしてその人の一生となっていくのです」


「どんな仕事でも喜んで引き受けてください。やりたくない仕事も、意に沿わない仕事も、あなたを磨き強くする力を秘めているからです」


「「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」ことが物事を成就させ、思いを現実に変えるのに必要なのです」


「感謝の心が幸福の呼び水なら、素直な心は進歩の親であるかもしれません。」


 最近は、パワハラだ何だと、部下の叱り方に悩む上司もいるかもしれませんが、その時に思い出してほしいのがこの言葉。


「部下を叱ればいいというものではないし、褒めればいいというものでもない。経営者の目的は、組織を正常に機能させること。そのためには優しさと厳しさの両面が必要だ」

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