第6話

のはずだったが、河童を押さえ込んだ男性スタッフが網に引っかかった河童を引き摺り、泥だらけのまま、麻袋に詰めて封をした。


私たちが飛び出してネタバラシできる雰囲気ではなくなっていた。

麻袋に入れられた河童はモゾモゾ動いてはいたが、抵抗している感じではなかった。


麻袋に詰められた河童は引き摺られたまま、川へ連れて来られて、麻袋のまま川へ浸けられる。

河童は急に水に浸けられて、ビックリして奇声を上げながら暴れている。

体についた泥や土が麻袋の隙間から茶色いの液となって流れ出る。

男性スタッフは何度も何度も川に麻袋を浸けて、河童についた汚れを落とした。

始めは奇声をあげ、暴れていた河童も最後の方には奇声を上げる事も暴れる事もしなくなった。


麻袋越しでもグッタリした様子が分かる河童が、麻袋から取り出された。

「河童なのに溺れちまったか?」

男性スタッフの言葉に、中身は普通の女性なんですと私は言いたかったが口には出来なかった。


麻袋から取り外された河童はグッタリとして動かない、いや動けない。

絡まった網を外されて、物のように雑に扱われる河童。

男性スタッフは河童を肩に担ぐと、川又さんにインタビューを続ける奈々とスタッフを置いて歩き出した。


歩いていく方向にはロケバスもないはず、そう思いながら私は後をつけた。

他のスタッフさんたちはレポート班と共に行動し、追跡をしているのは私だけ。


男性スタッフはひと気のないところへ来ると、河童を肩から下ろした。

何もないところで何をするのかと木の陰から様子を伺っていると、男性スタッフはズボンを脱ぎ始めた。

そして、事もあろうに人間の性器を模した河童の性器に自分のペニスを突き立てた。


製作依頼があった時、何故か性器となる部分は薄く作るよう依頼があった事を思い出した。

あんな大きなものを突き立てられれば、簡単に中の人の性器まで到達してしまうだろう。


河童からは今までとは違う奇声が発せられた。

その後も何度も何度も河童の性器に挿入し、腰を振り続ける男性スタッフ。

ついに河童は大きな奇声を上げて動かなくなってしまった。


男性は河童からペニスを抜くと、河童の顔に自分の精液をぶっかけていた。

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