かきつばた

 カキツバタ つまなき いまを だれ


 .☆.。.:*・゚、


 からころも

 きつつなれにし

 つましあれば

 …… と、うたった男は 妻想い 旅の遠きを思ったが。


 連れ合いを失くした者は 誰を思おう?


 かきつばたの 真っ直ぐさが、まぶしい。

 信じられないおのれが 

 そのくすんだ心が

 なき者を今も思い 涙する自分が

 やるせない。

 情けない。




 ゆるせない。



 寄り添う人のいない 隣。


 信じられない。

 そのかきつばた 手折ってやろうか。




 .☆.。.:*・゚、


 カキツバタの花言葉


 「幸せは必ず来る」


 .☆.。.:*・゚、


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る