第6話 二度目のレクリエーションの後
何とか当日。時間通りにそろって、行った場所は近所と言えるファミリーレストラン。そこであたしは、食べ過ぎてしまった。何しろレクと言ったら、毎回食べ過ぎて、あたしは後で苦しむ毎日を送っている。
しかもこの街に来て二ヶ月目だ。三ヶ月に入る直前。都会になれてしまって、すぐに店があることに、違和感を感じることがなくなった後だ。
今は店がなくて、行くとしたらコンビニだけ。たまに気分を替えたくて出るところと言えば、公園だった。
歩いてすぐの公園には、つり橋があって、そこからたどると、観光地に出るという 場所。だからあたしはこのんで、晴れていたら気分を替えたくて、その公園に行く。
あとはたまに部屋から裏山に面しているのか、山を見ることが増えた。だけどどこかに食べに行くことは、めっきり減った。そんな中での食レク。
久しぶりに思う存分、コーヒーが飲めると張り切ってしまい、また食べすぎた。もともと大食漢だったのが、好き嫌いの多いせいで、少なくなっていて、すぐにお腹いっぱいになる癖に、その日はコーヒーを四杯も飲んでしまった。
そして大皿の料理を頼んで、それだけでなく、鉱物もあったから、それも頼んだ。これだけでも、お腹いっぱいだというのに、帰ってからは、晩ご飯が待っていて、次の日にはお腹を壊してしまって、下痢になった。
それがやっと収まってきたら、もう何ともないと思いたいけど、今日になって、天気の関係で足が痛くて、ろくに作業ができなかった。これは改めなければ。
そうは思ったけど、でもまたあったら、行ってもいいなと思う。もうすぐ初めての工賃。いくら入るかは解らないけど、それでもコーヒーは飲みたいな。朝起きてすぐにコーヒーを飲むようになったのは、父がいた高校時代だった。
今はお小遣いをもらってから、一本だけ、缶コーヒーを飲んでいる。もうちょっとお小遣いが欲しいのは、贅沢かも知れない。でもそれが望みだった。あとはちょっとカップを買いたい。割れてしまったから。
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