第6話

「ミハル―――――――――――――――――――――――――っ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」

貴一の鉄拳がミハルの顔面を捉えた。

「オマエはワシの事が好きかーーーーーーーーーーーーーっ」

「ハイ,おしたい申し上げておりますーぅ

「うそつけーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ」

貴一の右フックがミハルのチンに的確にヒットした。

血飛沫で血塗れになるミハル。

「おまえ、やっぱりオレに何か隠し事を

してるだろう?」

「いえ、ご主人様、決してさようなことは」

「うそつけーーーーーーーーーーーーーーーーっ」

貴一のヘッドバットがミハルの顔面を捉えた。

血だるまになるミハル。

「いいか、今度ワシにウソを吐いたら、その口

ペンチでひっぺがしてくれるわ」

「ハッ、ハイご主人様肝に銘じて生きてまいります」

「フン、おまえはいつも口だけだからな」

貴一がウオッカをがぶ飲みして

イビキを掻きだした。

「紘一さん、助けて、助けてください」

だがミハルにはどうすることもできなかった。

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