第2話
「ミハル、なにをソワソワしてるんだ」
再起貴一が夕食のときビールを
飲みながらミハルにたずねた。
「えっ、えっ、わたしはそわそわなんか」
「そうか。いや、珍しいと思ってな。オマエの
そんな態度」
「イヤだわ、いつもわたしのこと
観察してるみたいいに」
ミハルが嫌悪感を露わにした。
「観察してるさ。舐めるように見てる」
「わっ、わたし洗い物をしなきゃあ」
「ミハル」
貴一が酔いながら強引にミハルを
抱き寄せた。
「ミハル、愛してるよ、ミハル」
貴一がミハルに強引にキスしようとした。
「いやっ、やめて、やめて」
ミハルが必死に抵抗する。しかし、結局
ミハルはイヤイヤながら唇を奪われてしまった。
「それでいいんだよ。オマエは
オレの奴隷なんだから」
「ウッ、ウッ、ウッ」
ミハルは一晩泣き明かした。
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