第14話

 サイル、クファール、ユーリエ、他に教えている者、教わっている者からも話しを聞き、時には質問され過ごしていた。

 向けられる目は良い目ばかりではない。嫌悪の目も。警備といって少し離れてついてくる者も感じがいいとは。竜だけになると、本当にここで学んで大丈夫か、という話しも。白夜びゃくや白慈はくじも子供の安全第一。他の所はわからない。竜と人の子だから、と安全など気にせず預けるかもしれない。白慈にしてみれば、ラビアが教えてくれているのなら、ここで学ばなくても、と考えているのだろう。

 人の地、魔法学校に来て五日目。朝食にしながら、今日はどうする、と話していると、

「失礼します」

 サイルとユーリエが。いつもは朝食が終わってから来るのに。今日は食べている最中。

「学校の外に出られません」

「は?」

「学校、この敷地から出られないのです。もちろん、外から入ってくることもできません」

「……」

「原因は」

 白慈はくじは冷静に。他の者は言われた意味を理解しようと。

「敷地全体に結界が張られており、教師が原因を探しております。黙っていてもいずれわかります。学長は正直に話せと。生徒達にも」

「つまり、閉じ込められた」

「……はい」

 サイルは申し訳なさそうに。ユーリエも情けない顔。

「できるだけ早く解くようにします。ご不便おかけしますが」

「食料等は備蓄しています。薬草等も作っており、菜園もあります。水も」

 食料、水はあるから何日かもつ。かなりの人数がいたような。

「今朝、気づきまして。昨夜までは出入りできていたので」

「どうやっても出られない?」

「今、色々試しています」

「そう」

「冷静に言うな」

 真紅しんくは額に手をあて。

「焦って、慌てても仕方ないんじゃない。後で見に行っても」

 白慈はくじは穏やかに。

「あ、はい、どうぞ」

 気をつけろ、と言ったラビアの声が思い出された。


 朝食を終え、敷地の端に。いるのは白夜びゃくや、白慈、真紅しんくあかね北竜王ほくりゅうおう組は部屋に、東竜王とうりゅうおう組はクファールの所に。

 四日あちこち回っていた。大体の場所は覚えている。

「へえ~、本当にここから先へは進めない」

 白慈はくじは手を伸ばし。

「結界、か」

 薄いまくが張っているように見える。

 離れた場所では同じように見に来た者達が。制服を着ているので、教わる者、生徒だと聞いた、その生徒だろう。

「あ、こんにちは」

 白夜びゃくや達に気づいた女の子三人が頭を小さく下げて、近づいてくる。

「竜のかたでもこれは破れないんですか」

「う~ん、どうかなぁ」

 白慈はくじ真紅しんくを見て。

「やったことないからなぁ」

 真紅は頭をかき。

「でも、西の魔女候補が来ているんでしょ。先生達が話してたよ」

「あ、見たよ、それらしい人」

 女の子達はきゃっきゃっと楽しそうに。

 代わる代わる力を貸してくれと、ここでも来ていた。クファールは相手にするなと。

 その後は質問責め。サイル、クファール、ユーリエが傍にいたが今日はいない。本当に聞きたいことを。


 二日経っても事態は進展せず。竜達だけでそろって昼食。

 こうなれば、ここに通わすのは。

「…い」

「お……、……か」

 どこかで聞いたような小さな、くぐもった声が。

白夜びゃくや、何か言った?」

「いや、何も」

「でも、白夜から何か聞こえるんだけど。白夜の声とは違う、声? 音?」

「俺も聞こえるが」

 どこからしているのか。

 白慈はくじ白夜びゃくやに耳を寄せ。それを見ていた他の竜、真紅しんくは「何をしているんだ」と。

「ポケット、から聞こえるけど」

 パンツの後ろポケットを指す。手をつっこみ、取り出したのは小さな白い鳥のぬいぐるみ。

「お~い、聞こえているか。いるなら返事しろ。こっちもひまじゃない。あと十秒以内にこたえないと、もう連絡しない。五、四」

 十秒と言っておいて。ぬいぐるみからラビアの声。

「聞こえている」

「お、返ってきた。ちゃんと持っていたんだな」

「持っていろと言ったのはそっちだろう。で、なんだ、これは。魔法か」

「声を届けられるようにした。しかも私から。そっちから話しかけても、こちらには届かない。あ、今はちゃんと聞こえている」

「……」

「それはそうと、面白いことになっているな」

「どうしてわかる」

 このぬいぐるみに何かしているのか。

「魔法協会の者が慌てて報告に来た。魔法学校そちらが閉ざされていると。とはいえ、私は忙しいから行けないが。どうしているかと、こうして連絡してみた」

 楽しそうに。

「……」

「こちらには来られない?」

 白慈はくじがぬいぐるみに向かい。

「ああ。そちらは中で争っているか? 一緒に行った竜がそこで行方不明になったか?」

「なっていない。全員元気だよ。そう言うってことは、そちらは」

「一刻を争うな。成功すればいいが、失敗すれば以前と同じ、すべて焼き払わないと」

 軽く。

「ま、出る方法がないわけじゃない」

 全員の視線が白夜びゃくやの手に。

「竜になり、結界を攻撃すれば、壊れる、出られる。学校はただじゃ済まない。やっている奴も、だが。どうしても出たければ」

「……他に、方法は」

 人が何百人いると。建物だって。

「やっている奴、結界を作っている奴見つけて、止めさせれば、解ける。私はそこに行ったことないが、広いのだろう。それ全体に結界を張るとなると」

 なると?

「何か道具でも使ったか? 出られなくなって、何日経った」

「二日」

「二日、か。何か道具を使って張っているのだろう。それを壊しても出られる。たぶん」

 たぶん?

「今、西の魔女候補っていうのが来ている。三人。彼女達にできる?」

「うわっ、上に行けないから、そっち行ったか。竜を味方につけてどうするんだ。つけたってなれるとは限らないのに。そんなことしていると西の魔女にばれたら。よし、教えてやろう」

「おーい、聞いている」

「聞いている、聞いている。西の魔女の所から魔力増幅の道具を持ち出せば、できるかも、な。リディスならそんなものなくても、二、三日は張り続けられる。が、張る理由がない。やろうと思えばできるのに、できないと言う。宝の持ち腐れだな」

「それなら、誰が」

「さあな。だが今までそんなことはなかったと聞いている。狙いはお前達、竜、かもな」

 今までなかった。白夜びゃくや達、竜が来たから。

「僕達を怪しい目で見ている者達がいるんだけど。学校の者でも魔法協会の者でもない。強引に警備してやるって来たみたい。話しかけられないけど、監視されているようで、いい感じがしない」

「なにか特徴あるか?」

「特徴。男ばかり。ああ、顔にお揃いのずみがあった」

「どんな」

「剣の形、かな。近くではっきり見てないけど」

「……剣の形」

 ぬいぐるみは考えているのか、黙り。

「もしかして、幻獣狩げんじゅうがり、か」

幻獣狩げんじゅうがり?」

「幻獣とは精霊、妖精、竜も、か。まとめてそう言う。で、そいつらは精霊、妖精、竜を狩っている」

 全員の表情は硬く。

「あ、竜と言ってもドラゴン、お前達と違い、コウモリのような翼を持っている奴。手足もお前達より太い」

「なんで、そんな奴らが」

 真紅しんくは眉をしかめ、呟く。

「気をつけろ。もしかしたら、そいつらお前達が何かするのを待っているかもしれない」

「どういうことだ」

「たとえば、そこにいる生徒、教師を傷つければ、攻撃する理由を与える。先に手を出したとかなんとか言い訳されて。何もしなければ、向こうも何もしないだろう。鬱陶うっとうしいだろうが」

「うん、鬱陶しい」

白慈はくじ

 気持ちは同じだが。

「だろうな。なにせ、奴らの武器は倒したものから造ったもの。嫌な感じがして当たり前」

「倒したものから造った?」

「倒した精霊、妖精の一部を武器、防具にして身につけている。しかも、そいつら自分より強いものには手を出さない。弱いものを倒して、威張いばりくさっている、さいてーな奴らだ」

「会ったことが」

「ない。が、話は色々聞いている。そんな奴らを呼ぶなんて、学校も魔法協会もお前らのこと信用してないんだな」

「話しを聞いていたか。強引に来たと」

「全力で拒否すれば、入らせないと思うが。それともそれだけ幻獣狩げんじゅうがりが力をつけたか。後ろ盾がついたか。あんな奴らに」

 会ったことないと言っていたが、きらっているような口ぶり。

「ま、お前達なら、あんな奴ら、尾の一撃で」

「おい」

 竜になって潰せと。

「その彼らがやった可能性は」

「う~ん。ないとは言えない、な。それなら倒した妖精、精霊の一部を使って結界を張っていることになるから。それを壊せば、解ける」

「僕達にもわかる?」

「竜は精霊達に近いから、あ、ここ嫌な感じがする、と思った所をさぐれば」

「嫌な感じがする所、か」

 白慈はくじは顎に手をあて。

「精霊や妖精も仲間が倒されれば、その場所には近づかない。倒された仲間の一部を使われている、そんなものがある場所を良いと思うか」

「なるほど」

「ただ、道具も使わず、自分でやっているのなら、限界がくる。そいつの魔力次第、だな」

「君がやれば」

「やろうと思えば私が生きている間くらいは。いや、もっといくか」

「……」

「そこはそんなに保ち続けられないだろう。数日、くらいか。一ヶ月は無理だろう。同じ場所を攻撃し続ければ、穴は開くかも。そしてやっている奴も、なんらかのダメージを受ける。それで、やっている奴を特定もできる」

「道具なら壊し、人なら説得しないと出られない?」

「道具で魔力増幅して、人がやっている、というのも忘れるな~。一人とも限らん。何人かで協力しているかもなぁ~」

 この場にいないから、呑気のんきに。いたらいたでどうなっていたか。

 大勢の中の誰がやっているのか。

「ま、頑張れ。こちらも今から連絡取れなくなる。片付いて、覚えていたら、また連絡する」

「忘れるな」

 手の小さなぬいぐるみを強く握った。

「幻獣狩りや人に挑発されても乗るな。乗ったら負けだ。逃げるが勝ち。そう思え。お前達から手を出せば攻撃の理由を与える。向こうから手を出されたとしても人目のある所で出されろ。全員の口はふさげない。目立つのは嫌だろうが、人目のある所にいろ。向こうも手は出しにくい。結界は学校、協会の者がやっていなければ、教師達も原因を探す。もし、そいつらがやっているのなら、どこかから出入り、生徒達を少しずつ逃すはず。別れて、こっそり調べるのもいいが、気をつけろよ。じゃあな」

 言うことを言い、静かになるぬいぐるみ。

「お前ら、やっぱり東の魔女味方につけて」

 真紅しんくは半眼で。

「今のが東の魔女かどうか」

随分ずいぶん詳しかったな。それに声。あの声」

「今、そんな話しをするの」

 白慈はくじは笑顔で。

「人捜し、は難しいだろう」

 真紅しんくは息を吐き、頭をかく。

「お前ら、あのクファールって奴と仲が良いのなら、探りを入れろ」

 東竜とうりゅうおう王組は顔をしかめていたが、頷き。

「僕達は道具探し?」

「だな。見学と言って、あちこち見て回る。怪しい場所があれば……夜中にばれないよう動くか」

 夜も見張っている。離れた場所から。

 ラビアのようにネズミに姿を変えられれば。あの短い足では時間がかかる、か。

大袈裟おおげさにならない程度に結界攻撃してみる?」

「あ~、道具じゃなく、人の場合、か。そいつに何かあっても、結界攻撃したからそうなったか、本当の体調不良か見分けがつかない。つくか」

「つくと思う。それに、ここにいる者、教えている者も皆、魔力を持っている。皆が皆、怪しく見える」

「だな」

「あ、あの」

 黒輝こくきが声を上げる。一斉いっせいに見られると、小さくなり。

「そのかたの、言うことを、信じるのですか」

 遠慮がちに。

「僕は信じるよ。だって僕達がどうでもいいのなら、まず連絡してこない。幻獣狩りっていう者のことも教えてくれない。もちろん結界のことも。対処方法も。動かず、じっとしているなら、そうすればいいよ。それとも竜になり、結界壊す?」

 笑顔で。

「だったら連れてくりゃよかったじゃねえか」

「一刻を争うって言ってたの覚えている。一緒に来ていても、別れていたよ」

 呆れをにじませ真紅しんくを見ていた。

 ラビアもラビアで何かあって忙しいのだろう。渡す時に説明してくれていれば、こちらからも連絡できるようにしろ、と言えたが。

 昼食を終えると、東竜王組はクファールの所に。残りは学校内を歩くことに。隠すのならどこに隠す、と話しながら。



「話しは終わった?」

 話しかけてきたのは、五十代ほどの首から上だけの男。茶色の髪に青の瞳。南の魔女と呼ばれている男。魔法の知識を得続えつづけるためだけに不老不死を求め、今の姿に。そのため実年齢は不明。

「終わった。聞いた通り、なかなか面白い状況になっている」

「魔法学校が結界により閉じられることのどこが面白いのか」

 肩があればすくめていただろう。

「中の人間、竜も全員無事。聞いた通り、幻獣狩げんじゅうがりまで」

「幻獣狩り、か。幻獣殺しとも呼ばれている」

「弱い幻獣を倒して威張いばりりくさっている奴ら。自作自演までしているとか」

 封じられている精霊、魔族を解き放ち、村や町を襲わせ、いかにも助けに来た、といったていで。しかも、手に負えない、勝てないとわかると、ほっとく。一番に逃げ出す。迷惑極まりない団体。団体というが何人いるか知らない。

「それより、今はこちらだろう」

「そうだね。言った通り、一刻、いや一秒を争う。君がノームを連れて突然現れた時は久々、驚いたよ」

 ノームが窓から外を見て「大地が泣いている」と言い続け。ノームを掴み、その場所へ。確認して、その場所、村の生きているものすべてを眠らせ、結界を張り、南の魔女の家へ。事情を説明、話し合い、魔法協会にも連絡。そして今にいたる。

 ラビア達がいるのは道に設置したテントの中。安全圏。ここから先は立ち入り禁止。他の、村への出入り口はすべて魔法協会の者により封鎖。さらに近隣の村や町に、この先の村の者が訪れなかったか聞いて調べていた。

 ラビアなら封鎖することも、近隣の村や町に話しを聞きに行きもしなかった。いや、できなかっただろう。一人であれもこれもできない。もし、人が外に出て、留まっていれば、その村、町もこの先と同じことに。だから、南の魔女と相談して、魔法協会に連絡したのだが。

 以前、魔法協会から依頼され、村一つ焼き払った。その原因ともいえる病の魔法が再び仕掛けられていた。あの時も小さな村だったが、今回も五十人にも満たない人の住んでいる村。田舎に。

 村の者から話しは聞いていない。ていない。安全だろう上空からいつかのように結界を何重にも張り、人の行きかう村を見ていた。そして見つけた。ノームの小さな手が指す先に、小さな魔法陣。以前見た魔法陣は大きかった。ほっておけば、大きくなり、酷くなる。以前と少し違い。おそらく改悪したものを。

 あの時、ラビアだけで解析は無理だと、南の魔女を頼った。共同研究になるのだろう。見たことのない魔法に、退屈していた南の魔女は飛びつき、解析してくれていた。

 南の魔女は気難しい一面もあり、興味のない魔法なら退屈でも追い返すか無視。興味があればどれだけ忙しくとも、話しを聞いてくれる。根掘り葉掘り。しつこく。

 魔法協会はというと、喉元過ぎれば熱さ忘れ、解析も薬作りもしていなかった。犯人捜しも。

 駆けつけた協会の者は、ラビアが魔女ということも含め、半信半疑。が、村を調べた結果、間違いないと。

「自分も、おかされているんですよね」と調べた協会の者は情けない、おびえた顔で。

 結界も張らず調べていたのかと呆れもした。パニックを起こされては困る。足を引っ張られるのも。眠らせ、結界内の村に。

 さらに報告され、今度は上層部の者が来て、あれこれ指示をとばし始めた。ラビアや南の魔女には従っている。下手に近づき、手を出して侵されたくないから。

 解析して、解く魔法は考えていても、実践はしていない。やるのはこれが初めて。だから南の魔女にも現場に来てもらった。解析、解く魔法を考えたのも南の魔女。しかし、南の魔女にそれを実行できる魔力はなく。しかも自由に動くこともできず。

 世話をしているのは目の不自由な人。南の魔女が細かく指示して生活している。世話をしている者は首から上だけ、南の魔女とは知らず、体の不自由な人の世話、と思っている。

 よくラビアの家の使用人を「いいな、うらやましいな、譲ってほしい」と。確かに彼女は首から上だけでも驚かず、平然とこなす。だが、彼女がいなくなれば、ラビアの家は。南の魔女は「君のその容姿なら、男はなんでも言うことを聞いてくれるだろう」と。人をなんだと思っているのか。

「魔女様、こちらの準備は整いました」

 五十代半ばのスーツをきっちり着た男が。髪も整髪料で整え。

「はいはい」

 適当に答える。男は表情を変えず。背後の若い部下は魔女を初めて見るのか、疑いの目。南の魔女に関しては気味の悪いものを見る目で。なかには、終わればお茶でも、とふざけたことを言う者も。

 仕掛けられた病の魔法を解く魔法は何人かでおこなうのだが、南の魔女から説明されてもすぐには理解できないだろう。それに南の魔女は一人。一定の場所に配置される魔法使い一人一人に細かい指示を出せない。同じ魔法を使うのなら同時に詠唱しないと。一人でも遅れれば、間違えれば魔法として発動しない。

 今回は時間もないのでラビア一人で。ラビアほどの魔力の持ち主なら一人でもやれる、と南の魔女は言い切り。しかも発見が早く初期段階。一部の大地表面が腐っているだけ。人にも目に見える影響は出ていない。

 成功すれば方法を書いて魔法協会に提出。それがまた面倒。魔法使いにわかりやすく書かなければならない。ラビアだけ使えても、他の魔法使いが使えなければ意味はない。

「んじゃ、行くよ」

 低い椅子に置いていた南の魔女を持ち上げた。

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