第4話

 あれから七日。白夜びゃくや達がさがしているのを気づいてか、情報はぱったり。

 あのネズミ、いや、ラビア、か。ネズミ姿で家の外をちょろちょろしているようだ。家で、ごろごろしている時も。

 二日前には体が弱いと言っていた子の父親に会い、体調もよければ顔色もいい。部屋は荒れることもなく。食欲もあり、よく眠れていると。感謝された。

 次の訓練日には子供が増えているかもしれない。

 すべて魔力のせいにするな、体のどこかが悪いのかもしれないと、ラビアには言われ。

 もっと早くわかっていれば。ろうにいる者の中には無意識に魔力を使った者もいるのかもしれない。

 仕事も終わり、家に帰ろう、夕食は何にしようと考えていると。

白夜びゃくや殿」

 声をかけられ、見ると、年配の純粋な竜が。顔色が悪く、げっそりしている。

「話しがある。いいか」

 拒否を許さない口調。

「はい」

 仕事の失敗、はなかった。別件、個人的な話か。この竜とは挨拶をわすくらいで、親しくは。

 大人しくついて行き、部屋に入ると、懇願こんがんされた。


 気が重い。あのネズミを頼らなければならないとは。

 捜し人は見つけられていないが、協力はしている。文句を言われる、怒られる筋合すじあいは。

 そのネズミはおけに湯を入れ、浮いている。どうやら外に出ている時は帰って来て、こうして風呂? に入っているようだ。人の姿で風呂に入られ、ごろごろされるよりは。

 あの容姿、頼めばなんでもやってくれるだろう。特に男。

「おかえり」

 桶に浮いたまま声をかけられ。

「ただいま。何かわかったか」

「まったく。そっちは」

「面倒を頼まれた」

「時間がかかるのか」

「俺でなく、お前だ」

「は?」

 息を吐き。

「なぜかわからないが、原因不明の病の原因をつきとめた、と噂になっている」

「説明しなかったのか」

「した。白慈はくじにも。西竜王せいりゅうおう様の耳にも入っている。頼んできた者は切羽詰せっぱつまっている」

「どういうことだ」

「頼んできたのは純粋な竜。奥方おくがたも。そして娘がいる。その娘が一年前から体調を崩し、半年前から寝台から起きられない状態」

「それまで元気だったのか。何歳の娘だ」

「元気だった。一年前から徐々に。子供だ。この前、武道を教えていたくらいの」

 人とは成長、寿命が違う。人にしてみればその娘は年頃、なのだろう。しかし外見は子供。

「医者には診せたか」

「ああ。他の竜が治める地にまで行ったそうだ。だがお手上げ。薬も飲ませ続けているが、改善せず、悪くなる一方」

「私は医者ではない。それにあの子供は人と同じ症状? だから気づいた。竜のやまいなど知らない」

「俺も断った。だが、しがみついて頼まれ、土下座までされた」

 あの竜は半端はんぱものを嫌っていない。普通に話してくれる。

「わからなければ」

「それも話した。絶対とは言えないと」

「行けと」

 ネズミは半眼で。

「家まで来て、連れて行かれるのと、自分の足で行く。どちらがいい。先ほども言ったが、相手はかなり切羽詰せっぱつまっている。よくわからない怪しい薬まで買ったそうだ。しかも高額」

「それが悪いんじゃないのか」

 わからないでもないが。あの竜はわらにもすがりたいのだろう。

「それほど娘が大事?」

「ああ。奥方も憔悴しょうすいして。夫婦揃って倒れるのも時間の問題」

 よく娘の話しをしていた。嬉しそうに、楽しそうに。

「責任は持てん、それでいいのなら」

 受けてくれたことにほっとし。

「俺もしつこいほど言った。それでもいいと。るだけ診てくれと」

 必死だった。

「娘を嫁にもらうのか」

 ネズミは楽しそうに見上げている。

「もらわない。相手は、候補はいる。両親は娘の意思を尊重したいと」

「人の地では結婚しない者もいる。こちらは?」

「それはない。必ず誰かの元へ嫁ぐ」

「そのあたりは人が自由、か」

 おけから出て、タオルに包まれている。

「お腹空いた」

「用意する」

 機嫌を損ね、行かないと言われる前に。



「行くとは言ったが、まさかすぐとは」

 翌日、くだんの竜の家に。白夜の仕事はその竜が頼みたいことがあると言い、一日休みのようなもの。

 人の姿で歩いていた。誰もが振り返る容姿なのに、誰も振り返らない。以前と同じ。白夜びゃくやにはわからない魔法をかけているのだろう。

 純粋な竜ばかりが住む区域に。家は広く大きい。竜身で家から出たり、帰ったりもするので、庭は特に広く造られている。

「……帰っていいか」

 家の前まで来て、そんなことを。

「ここまで来て、何を言っている」

「嫌な予感しかしない。それに、この空気」

「空気?」

 白夜びゃくやにはわからない何かを感じ取っているのか。

「行くぞ」

 肩にかけていたショールを頭に。何かの拍子ひょうしに魔法が解けても大丈夫なように買ったもの。

 ラビアは目深まぶかにかぶり。かぶっても結んだ黒髪は出ている。

 出る前に結ぼうとしていたが、上手く結べず、時間もかかり。見かね、一つに結んだ。

「いつもはどうしている」

 呆れながらたずねた。

「使用人がやってくれる」

「まさか着替えも」

 白夜びゃくや達が着ているものとは違う服。

「それは自分でやる。失礼な。……服は選んでもらっているが」

 純粋な竜と同じで大事にされているのか。

 声をかけると同時に開く扉。

 挨拶する間もなく「こちらだ」と駆け足で先を行く。

「……帰っていいか」

 再び、ぼそっと。

「帰るな」

 広い、日当たりの良い部屋は可愛らしい内装。花が飾られ、ぬいぐるみも。

 寝台に横になっている子供は荒い息。苦しそうに顔を歪め。頬はこけ、せ細っている。

「?」

 目をこする。こすっても見える。子供の首周りに黒いもやのようなものが。

「これは?」

「これ?」

 父親は首を傾げ、母親はラビアをじっと見ている。

「首の周りに何か」

「何か? 何かあるのか」

 父親には見えていないのか。

「どのように見えている」

「?」

「見えているのだろう。どのように、何が目に映っている」

 ラビアには見えているのか。

「黒い、もやのようなものが首に」

 夫婦揃って娘を見ているが、見えていないのか、顔を見合わせている。

「はっきり見えず、そう見えるのか」

 ラビアは腕を組み。

「お前には、どう見えている」

「はっきり見えるようにしようか」

 指をぱちんと鳴らすと、子供の首には大きな蛇が。

「ひっ」

「な、なんだ」

 母親は悲鳴をあげ、父親は蛇を取ろうとして、蛇に威嚇いかくされ。

「ったく。誰がこんなことをした」

 ラビアは子供を見ている。蛇は体を伸ばし。その蛇を掴む。

「大丈夫なのか」

「私は。この子は大丈夫じゃない。絞められ続けている」

「おい」

 ラビアは小さく息を吐き、何か呟くと、掴んでいる手、蛇の体を白い炎が包む。

 母親は再び悲鳴をあげ、子供を護るようにおおいかぶさり。

「浄化しただけ。燃えてはいない」

「浄化?」

「蛇だけ燃やした、と言えばわかるか。これで少しは、ほんの少しは楽になるだろう」

「ほんの少し? どういうことだ」

「この子供、魔法をかけられている。しかも、たちの悪いものを。今の蛇は一部。ったく、誰がこんなものを。竜でなければとっくに」

 その先は言葉にはしなかったが。

「なんとか、できるのか」

 父親は期待と不安のにじんだ瞳。懇願こんがんも入っているのだろう。

「全体を見なければ、なんとも」

 母親はいまだ子供に覆いかぶさり。父親がなだめ、離す。

 ラビアは再び子供を見下ろし。

「可視化している。見えるだろう。額、首に模様があるのが。おそらく、体中に似たものがある。全部見なければ、詳しくわからないが。この苦しみようなら、心臓近くにも何らかの魔法陣が」

 ラビアは布団から子供の右腕を出し、長い袖をまくる。白く細い腕にも複雑な模様が。

「なんとか、できるのか」

 父親は同じ言葉を。

「全体を見なければなんとも。ここで脱がすわけにはいかないだろう」

 身内だけでなく白夜びゃくやもいる。

「まあ、簡単なものはすぐ解けるが」

 持っている腕、模様部分に触れると、ガラスの割れるような音。

 右腕を下ろすと、額、首と触れていく。ガラスの割れるような音がして、その後には模様はなくなり。荒い呼吸が少し落ち着く。

「で、脱がせていいのか」

 白夜、父親を見て。

「妻を、ここに置いても」

「かまわないが、邪魔はするな。複雑なものなら一生解けない。解いている最中にかけた者がさらにかける、乗り込んでくるかもしれない。そうなった場合、捕らえればいいだけだが。捕らえても解くかどうか。自棄やけになり、さらに」

「み、見ているだけ。見ているだけだ。な」

 妻の肩を抱き。母親は青い顔をして弱々しく頷いている。

「にしても、この子、何か恨まれるようなことをしたのか。ここまでかけるのは異常だ。それとも複数でかけているのか。竜は魔法を使えないんだよな」

「ああ」

「それなら、かけたのは人。誰かが頼んだ? 愉快犯?」

「恨まれるようなことは何も」

「それなら父親を恨んでいる奴、か。父親より娘を苦しめれば」

「……」

 父親は答えず。

「やれるだけはやってみる」

 出ていろ、ということか。右手を振り。

「脱がせていいか」

 母親に尋ねていた。

 部屋から出て、別の部屋に。気になるのだろう。父親はあちこち歩き回り、娘の部屋の方向を見て。

 ラビアが出てきたのは二時間が過ぎた頃だった。


「やった奴、ぶっ殺す」

 物騒な言葉で顔を隠しもせず、よろよろと。背後には母親に支えられた娘が。父親は娘に駆け寄り。ラビアの容姿はまったく。

「大丈夫か」

「これが大丈夫に見えるか」

 白夜びゃくやにと用意してくれたお茶を一気に。お茶だけでなく、菓子も。

「成功、か」

「なんとか。どこのどいつか知らんが、ふざけた魔法かけやがってぇ」

「ふざけた魔法?」

 おかわり、と言わんばかりにカップを指している。

 ポッドから入れると、再び一気に。

「手順を踏んで解かないと、さらに魔法が複雑になるようになっていた。間違える、無理に解こうとしたら、さらに苦しむように」

 物騒な言葉の意味が理解できた。

「しかも、かけた魔法使いとつながっている。解こうとしているのがわかれば、さらにかけられる、複雑化できるように。まず、かけた魔法使いに気づかれないようにして、解いていた。魔法というのは既存きぞんのものもあるが、研究して、自分にしか解けないものもある。今回はその、自分にしか解けないもの、だな。既存のものもあったが、それは簡単に壊せた」

 魔法には詳しくないが、難しいものを簡単に解いたようにも。

「かけるにも、本人と直接会い、かけないと。もしくは体の一部を手に入れれば」

 ラビアは細く長い指を顎にあて。

「一部を手に入れる?」

「髪、爪、血、涙。髪なら手に入れやすいだろう。すれ違いざま切れば。それとも竜の髪は硬くて普通のハサミでは切れない、とか」

「普通のハサミだ。散髪してくれる店もある。純粋な竜は家人か、専門の者を家に呼んで切ってもらう。体の一部を手に入れれば、できるのか」

「できる。私が人の地へ戻る際、髪を一本もらっただろう。あれでつながりができた。悪用しようと思えばいくらでも」

「つまり、それがある限り、また」

「その点は大丈夫だ。かけていた奴に手を加えた同じものを返した。今頃、苦しみ、のたうちまわっている」

 ふん、と鼻から息を。

「またかけられた、助けてくれと来られても困る。それに捜し人が見つかれば」

 人の地に戻る。こんな話を持ってこられても。話がくるのは白夜びゃくや

 ラビアはテーブルにある菓子を次々に口に放り込んでいく。

 親子はいまだ喜び合い。いつまでも居座るわけにもいかず、使用人に断り、家を出た。


「大丈夫か」

 ふらつきはせず、しっかりした足取り。だが以前魔力量が、と話していた。竜も力を使えば疲れる。

「精神的に疲れた。ああいう魔法の専門がいるのは知っていたが」

 細い肩を落として、大きく息を吐き、帰路に。


 家に帰ればラビアは人の姿のまま、ごろごろ。白夜びゃくやは掃除や食材の在庫を確認、庭の手入れ。

「じっとしていられないのか」

 寝転んだまま、白夜を見て。

「そういうわけではないが」

 つい動いてしまう。

「そういうお前は。休日は、……ごろごろしている、のか」

「家のことは使用人がやってくれる。今は散らかっていないから、誰かと同じ、庭の手入れをしている。新しく何を植えるか考えているかもしれない」

「それもいいかもしれない」

 次にきそうな場所に何を植えるか。

「ここに季節はないのか」

「きせつ?」

「暑い期間、寒い期間。その中間」

「ない。温度はずっと変わらない。そちらは変わるのか」

「ああ。春夏秋冬、というのか。寒い期間は雪が降る場所もある。温かくなれば花々が咲き、それまで眠っていた虫や動物達が姿を見せる。温度が上がり、暑くなる。徐々に涼しくなって、また寒く。の繰り返し。う~ん、温度が一定、がいいのか? 暑くなる前に雨が続く場所もあると」

 人の地へ下りたことはない。どのような地なのかは。

 竜になれる者は自由に行き来し、そうでもない者は竜と一緒。もしくは道があるので、それを使い。だがそれは出る場所が決まっている。それに一ヶ所だけ。人の地に下りるのも許可が必要。それはここに来ることも。

「……どうやってここに来た」

 今さらだが。

「どうやって、だろうな」

「おい」

「安心しろ。誰でも来られる方法じゃない。竜に連れてこられてもいない。私としてもここに来るのはしぶりに渋ったが。竜を前に平然としている者がいなくて。竜が人の姿をとることは聞いていたが、ここは竜の地。竜がうようよと」

「その言い方はやめろ。純粋な竜ばかりの頃は家などなかったが、竜は減り、人をめとるようになってからは人の姿でいる」

「人に合わせるようになった、か」

「減り続けるよりは。苦渋の決断だったらしい。最初に北竜王ほくりゅうおう様が人を娶り、他の竜も。ただ、南竜王なんりゅうおう様は純粋な竜にこだわっている」

「力はおとろえていない?」

「ああ。竜王様の血を引く者は。力が衰えていたら、全土に雨を降らせることはできない」

「なるほど」

「他は、以前も言ったが、竜になれない。寿命も人に近く」

「人に近づいていく、か」

 今はまだ純粋な竜がいる。しかし、いつか。


 いつもと同じ時間に夕食と風呂の準備。

 いつもと違うのは姿。ネズミのいる位置、対面に若い女性が。

 なんの修行だとよぎることも。

「料理はしないのか」

「やろうとはしたが、力加減を間違え、包丁がまな板に食い込んだ。早く焼こうとして魔法を使えば炭に」

「……掃除は」

「やる前より散らかった。洗濯も。早く乾かそうとして、ぼろぼろ」

「何もするな」

「使用人にもそう言われた」

 悪びれもせず、平然と。

 使用人とやらは余程心が広いのか、気が長いのか。

「結婚しているのか」

 夫で、甘やかしているのか。

「いない」

 はっきり、強く否定された。

 夕食が済めば片付け。

「風呂、先にもらう。あと、服、借りる」

「ああ」

 食器を片付けていると、そう声をかけられ。

「……」

 何気なく返したが。

 風呂はわかる。あの姿でおけは。服とは。

 ……。動きが止まる。

 白慈はくじや同僚を泊めたことはあるが、それ以外は。

 なんとか食器を片付け終わり、お茶を飲んでいると、耳が足音をひろう。

 ネズミのようにぺたぺたと。しかし大きさが違う。ずるずると何かひきずるような音も。

「おい」

「ん?」

 着方きかたがわからなかったのだろう。すそを引きずり。帯は適当。髪もちゃんと乾かしていないような。

「ん? じゃない」

 近づくと、やはり髪は乾いておらず、浴衣を湿しめらせ。白く細い足が浴衣ゆかたの間から見え、見ないように。

「髪、そして着方きかた

「よくわからなかった。着られればいいかと」

「よくない。髪も」

 まず正しい着方を説明。小さな子供ならまだしも、白夜びゃくやが着せ直すのは。

 直している間にタオルを持ってきて、座らせ、背後から頭を。

 なぜ、こんなことを。

 小さな子供なら。どう見ても子供ではない。成人した女性の姿。これならまだネズミが。

 くせのないつややかな黒髪。

 何を、しているのだろう。

「わかっているのか」

「何が」

「……俺は男でお前は」

 女性。しかもかなりの美女、の姿。

 小さく頷いている。わかってくれたのかと思ったが、髪をふき終わると、ふらっと横に倒れ。

「っ、おい」

 背後から細い肩をささえる。

 どうしたのか。手加減してふいていた。少しでも力を込めれば。 

 規則正しい呼吸音。そっと動かし、見ると、目は閉じられ。

 気絶した、体調が悪い、という感じではない。顔色も悪くない。呼吸が乱れることも。つまり、これは。

「寝ている?」

 先ほどは頷いていたのではなく、舟をこいで。

 ……。

 深呼吸。気持ちを落ち着け。

 掛け布団を持ってくるか、寝床を用意するか。ネズミ用の寝床では。それともほっておく。

 ……。

 寝床の用意。さいわい部屋はある。掃除しておいてよかった。

 用意している間に起きてくれれば。

 そんな考えもむなしく、気持ち良さそうに眠っていた。

 抱えて運んでいる間、なんの修行だと、再び。


 翌日、いつものネズミ姿。眠そうに目をこすり、あくびしながら、朝ご飯を食べていた。

 御殿ごてんに行けば、依頼してきた竜に大変感謝され。

 どこをどう間違えたのか。

白夜びゃくや、お前結婚したのか」

「していません」

 短い顎鬚あごひげに立派な体格の上司が。

「だが、お前が女と歩いているところを見たって奴が何人も。子供の体調不良の原因、一年伏    ふせっていた娘まで治したとか」

 一つ一つ説明しなければならないのかと、うんざりしながらも説明を始めた。

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