一瞬のできごと

 防波堤に波が荒々しい唸り、友人3人で酒を飲みながらGWの最終日を騒いでいた。明日から仕事だ。朝からバーベキューをして、日常のストレスを忘れるようにはしゃいでいた。夕日が照らされ、「戻ろうっか」美由紀に言われ、砂浜にトボトボと歩く。後ろを振り返ると空港から飛行機が離陸して、夕日の中を通っていく。楽しい時間を過ごすことはやっぱり幸せを感じてしまう。「列車が通過します」子供たちが綱の中に入って、電車ごっこ遊びしていた。


バッコンと音が鳴り、先ほどまで居た防波堤を見ると、クルーザーが乗り上げいた。

一瞬でも戻るのが遅ければ、クルーザーに巻き込まれていたのかもしれない。

 

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