第4話  順調

真守です!4歳になりました!

幼稚園の年少さんになりました。

身長が100センチを超えました!嬉しい!

あと、この歳で字が書けると言うことで天才だと言われてます。


ハンドリング練習がさまになってきました。

てゆーか、体がまだちっちゃくてボールも重く感じて、前世のように上手くはできないのね。ビックリしちゃった。

頭では分かってるのに体がついていかない感じ?

最近は少しはマシになってきたんだけどね。

なのでドリブルの練習も取り入れて行こうと思います。

「ママー、公園行ってくるね〜」

「はいはい、遅くならないうちに帰ってくるのよ」

「はーい」

はーい、とは言ったけど、ママ?4歳児を1人で出かけさせちゃっていいの?

「行ってきまーす!」


近くの公園に来ました。

ドリブルはレッグスルー、ビハインド・ザ・バック、フロントターンにバックターン、フロントチェンジにバックチェンジ…まだまだ、たくさんの技があるんだよねー。

一つずつ丁寧に練習して変な癖をつけないようにしたいね。

右手が利き手だけど左手でも同じようにできるようにならなくちゃ。

あと、何気に重要な技術がピボットなんだよな。

ドリブルせずにピボットのターンだけでマーク外してシュートにいけたりしちゃうからこれも習得しなきゃなんだよね。

ピボットは軸足(ピボットフット)と軸足の反対の足(フリーフット)が存在して、軸足は地面に固定して反対の足でステップを踏む。この練習も両足ともに軸足にできるようになりたい。

前世では左足を軸足にすることが多く、その方がシュートが入りやすかったんだよね。

でも、両足とも使えるようになればプレイの幅が広がるし、相手ディフェンダーにとってみれば、嫌な相手でしかない。

1対1の場面でボールをもらってすぐにドリブルをするのではなく、ピボットを駆使し、ドリブル前にシュートが打てるなら、かなり有利に展開できる。

バスケットは1対1の場面は多々あるし、相手が交代しなければ基本は同じ相手になる。

初手の1対1でドリブルせずにシュートを決められれば、次の1対1の時に最初のシュートが布石になりシュートフェイクがかかりやすくなる。

シュートフェイクで相手に一瞬でも反応させられれば一気にドリブルで抜くことができる。

なので、ピボットの技術は重要である。

色んなパターンのピボットを練習し身につけたい。

ある私立高校の練習ではピボットしか踏めない状態でディフェンスの人と対面して、ピボットだけでシュートを打つと言う徹底的にピボットの理解を深める練習があったりする。

俺はそれを踏まえてピボットも習得していきたい。


あ、5時のチャイムだ。ママが怖いから今日はもう帰ろう。

明日から新しい練習頑張って、バスケをより深く理解していきたい。

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