第3話  始動

真守です。いきなりですが3歳になりました。

念願のバスケットボールを買ってもらいました!小学生用の1番小さいやつです。

これから、すぐにでもボールで練習していきたいけど、いきなりマジで練習始めたらパパとママがびっくりしちゃうので、まずはママに頼んでスマホの動画でプロがやってるハンドリングの練習を見ながら始めたいと思います!

「ママ〜、バスケの動画観たいよー」

「また〜?んもーしょうがないわねーはい、どうぞ」

「わーい、ありがとうママ〜」

ママからスマホを受け取り、スマホを操作して動画画面を開きます。

スマホの動画が始まるので僕も準備しよ。


とゆーことで練習始めましょう!


ハンドリング練習その1、

ボールを指先でつまむように弾くハンドリング。

主にボールの感触を養う練習。


ハンドリング練習その2、

ボールを右手から左手、左手から右手と交互に弾いてキャッチするハンドリング。

手首を使うのがコツで、主にシュートやパスといった手首を使った動作やキャッチングの練習。


ハンドリング練習その3、

ボールを片手で持って、体の前で反対の手でボールを叩くハンドリング。

リバウンドを取ってキャッチをするイメージの練習。


ハンドリング練習その4、

腰の周り、頭の周り、脚周りにボールを通すハンドリング。

主にレッグスルーやバックチェンジなど、ドリブル関係の動作を上手くする練習。派生して脚を縦に開いて股下を通してまた閉じて、両脚の周りを通し、今度は反対の脚を開いて股下を通す練習。そして、脚を横に開き、8の字を描いてボールを通す練習。これを全て、右周りと左周りで練習する。


こんな感じでハンドリング練習は毎日やる。これは確定。

そして、柔軟運動も取り入れたい。運動前は動的ストレッチで体をほぐし、運動後は静的ストレッチをやり体を柔軟にしていく。

体が柔軟になれば怪我も起きにくいし、何より可動域が広くなれば、パスやドリブルの幅も広がる。


食事にも気をつけたい。小さい頃は成長ホルモンの分泌を促すアルギニンを多く摂る必要がある。アルギニンが多く含まれているのは胡麻、大豆、鶏肉や豚肉などだ。

これ、前世は小さかった俺がコンプレックスで調べた知識だw幼い頃は知りもしなかった知識で大人になってから調べて納得した。前世の俺は小さい頃は肉をあまり食べなかったから。

今世では好き嫌いしないようお肉をたくさん食べて大きくなりたい。

ママに言って夜はなるべくお肉を食べたい。


「ママ〜、今日の夜ご飯はなんですかー?」

「今日は親子丼です!」

「わーい!お肉大好き〜!あ、パパ帰ってきたよー!お帰り〜」

「お、真守ただいま〜!ママ〜今日のご飯は何かなー?」

「今日のご飯は親子丼です!」

「よっしゃ!先に風呂入ってくるか、真守も一緒に入るか?」

「うん!入る!」

「よし、パパは荷物かたしに行くから先に風呂入っててな!」

「はーい」

ではお言葉に甘えて先に入りますとするか。

全身を洗い、お湯を頭からかける。

そして、湯船に浸かる。

ザッパーン!あー極楽じゃのう。

「真守ー入るぞ〜!」

「はーい!」

ガチャっとドアが開き、パパがお風呂に入ってきた。

パパはササっと頭と体を洗い湯船に入ってきた。

「はー、気持ちいいなぁ……ふー…なぁ真守、バスケットボールやり始めたんだってな。さっきママから聞いたよ。

どうだ?バスケットボール楽しいか?」

「うん!楽しいよ!」

「そうか!楽しいか!もし、パパにできることがあったらなんでも言え!」

「え、いいの?」

「遠慮なんかするな!真剣にやろうとしてることなんだ。応援するに決まってるだろ」

「パパーありがとう!何かあったら言うよ」

「おう!さぁ、そろそろのぼせないうちにでるぞ!」

「はーい」

お風呂からでると7時30分。

夜ご飯を食べて8時。

9時には寝たいので8時30分には寝床につきたい。

おっと、そうこうしているうちに8時20分だ。

寝る前に牛乳飲んで歯を磨こう。

さぁ、今日もしっかり成長ホルモンを分泌するために寝よう!

寝るのは子供の仕事。


おやすみなさい。

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