第7話

ガヤガヤガヤガヤ………

「う〜ん、いい買い物…日和だな!…さて……いったいどこの店から…見て回るか…色々ありすぎて…迷うな…とりあえずあそこにするか…」


まずは…目の前にあった…店から見ていく事にした…。「いらっしゃい!!…」

「………おおう」

「あんちゃん…うちの店は…見ての通り果物屋だ……それでもいいなら……見てきな!」


果物かこれ?……なんか…嫌だ!     そんな事を考えているのがバレたのか…知らないが…「あんちゃん…わかってないな…これが良いんだよ!…そうこのツヤ……この喉越し!!……かぁァァ」

「……………」

お前が…食うんかい!!?……いやいやいやそれはないよ…。おっちゃん…店主が食ってどうすんだよ?


「!…すまんすまん…ついな…ガハハハ!」

「…………」



次に立ち寄った店でも…更に次の店でも…同じことは……繰り返されるんだなぁ


「………」

(もう疲れた…何処か休める場所は?…あれだ!)

そう…宿屋だ!!……いざ

カランカラン……「…いらっしゃいませ…」

「とりあえず…3週間分…頼む!」 

「はい!3週間ですと……えっと?…!金貨2枚です。」

「はいよ」

「はい!…たしかに…こちらが部屋の…鍵になります。……お客さんの部屋は…階段を登って……廊下を右に曲がった先の…部屋になるです」


「………(最後の…まぁいいや)…ありがとう!」


少女…いや…確か名は…!!そうだ…メティナ…と胸元のプレートに書いてあったが……。


……………


コンコン……コンコン…!


う〜ん…いったい…誰だ?朝早くから……ふぁぁぁぁ~……眠い…

コンコン…「だぁぁぁぁ!!……今でます」

ガチャ……「やっと…起きてくれました。掃除をするので…部屋からでて下さい…」

「えぇ〜しょうがない……朝ごはんでも…食べに行くとしますか!!……」


下に降りると……空いている席に…座り…メニューを見た……「すんません!…」「はい!」「この……ウルフ肉の薬草焼きを…」

「はい…「薬草焼き入りました」「はいよ〜」それではお待ち下さい…では」


朝から元気な子だな……良いおしりだな……ッ…いやだなぁ冗談だって…「ボカッ」「痛ったいな…」「……ふん」


可愛くない……

……そろそろかなぁ…「ガチャン」…あぶねえよ…まったく…!!……ジュワァァァァ…、すげぇうまそう…頂きます!!


(うめぇぇ…うますぎる……この硬過ぎもせず柔らかすぎず…ちょうどいい焼き加減…それに…肉を切ると溢れんばかりの肉汁…さらに…ご飯がすすむ………完璧だ……ふぅ)

「ごちそうさま…」


………朝から…良いことがあったな…。

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