第21話 1枚のカードで

月影拓也side

(さて、ここからどう戦う)


 拓也は考える。


「……なんでレイカが出てくるんだ」


 オックは震えた様子で言う。


(幸いなのはレイカが直接戦うわけじゃないなら勝てるはず)


「メイン、行くぞ」

飢えたオーク突撃兵2体

飢えたオークロード 


「手札の3枚のオークを捨て札にして3体で攻撃だ」


 3体のオークが攻撃する。


「!」


 拓也はダメージを受ける。


 呼び札70、手札8 


「……」


 拓也はダメージを受けながらも静かに回りを見る。


「あら、良い忘れたけど、オートドローは出来ないからね」


「……?」


 拓也はレイカの言葉を聞いて戸惑う。


「引ける回数は宣言して1度だけ引けるからそれで勝てなかったらあなたの負けになるから」


 レイカは笑顔で拓也に説明をする。


(1回のドローで勝つなんてどうすれば)


 拓也はわからない様子で手札を見るが


(8枚のカードは黒い色の空白のカードで何も効果が書いてない)


『オートドロー』

オック、山札90、手札4、捨て札6

 「ぐひひ、オーク捨て身の儀式をプレイする」


オーク捨て身の儀式

 追加コスト、場にいるオークを任意の数を捨て札にする。捨て札にしたオーク1体につきカード2枚引く


「3体を捨て札において6枚引いて、3体を出すかな」


 山札84、手札6、捨て札10

 飢えたオークジェネラル👑

 飢えたオークロード👑


 飢えたオーク親衛隊 攻6、防2、速3、生10

 このカードは手札から名称オーク1枚を捨て札にしない限り攻撃、防御に参加することが出来ない。


「オークを3枚を捨て札にして3体で攻撃だ」


 3体のオークが攻撃してくる。


「!」


 拓也、呼び札47、手札8


(1枚で勝つためには……)


拓也は真剣な表情で考える。


「……」


 拓也は8枚のカードをコストにおき始める。


拓也、呼び札47、コスト8、防2


「ぐひ、防御を上げただけなら、次で倒してやる」


『オートドロー』

 オック、山札83、手札4、捨て札13


「ぐひひ、3体のオークを出してさらに!!」


 オックは不適な笑みを浮かべる。


「オーク凶暴化を使う」


 オークの凶暴化号令

 3体以上のオークがいる場合のみ使える。

 あなたがコントロールするオークは能力を全て失い変わりに攻+5、速+3、防御貫通を得る。

 次のオートドロー開始前にあなたがコントロールする場にあるカードを全て捨て札にする。


 飢えたオークジェネラル👑攻12

 飢えたオークロード👑攻10

 飢えたオーク親衛隊2体 攻10×2

 飢えたオーク2体 攻8×2


「ぐひひ、さあて行くぞ」


 オックは余裕の笑みを浮かべて拓也に言う。


「全員攻撃だ」


(何も出来ないまま終わるのか?)


 拓也は絶対絶命の状況になる。


「あなたが望むタイミングでEX(エクストラ)ドローを心の中で宣言しなさい」


(え?)


 女神の声が聞こえた瞬間に拓也は飢えたオーク2体が攻撃を受ける。


「!」呼び札47→31


 次にオーク親衛隊2体の攻撃が飛んでくる。


「!!」呼び札31→11


(どうすればいいかわからないがやるしかない)


 オークロードの攻撃を受ける。


「!!!」呼び札11→1


「これで終わりだ!!」


 オークジェネラルが攻撃を仕掛けて来る。


(エクストラドロー!!)

『エクストラドロー』

『カウンターカードを引きました』


「……?」


 拓也はメッセージを見て戸惑う。


『カウンターカードを使いますか?』


「……」


 拓也は迷いもなくカードを使うに押した。


『カウンターカード破滅の炎を発動します』



 



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