第15話 男子生徒は罠にはめられる。

 男子(阿島《あじま)side

「……」


 扉を開くと暗い部屋に太ったはげ男がいた。


「ぐひひ」


 はげた男は笑顔で阿島を見る。


戦闘準備バトルプレパレーションに入ります』


(さあて、仕留めてやる)


 阿島ははげ男を見る。


『メインか2ドローどちらを選択しますか?』


「メインを選択」


戦闘開始コンバットスタートします』


プレイヤー阿島 山札32、手札8


(俺は初期手札が多いが山札が少なくもろいが欲しいカードは引きやすい)


「コストをセット」


山札32、手札4、コスト4、攻1、防1 


(相手はどう動いてくる)


「ぐひひ」


 はげ男は手札からモンスターを召喚する。

 

 山札7、ダメージ86、手札7

 サボり魔なオーク攻3、防2、速2、生5

 このカードは攻撃、防御に参加出来ない。 

 このカードは山札に何枚でも入れることが出来る。

 

(どうやら相手は強いカードはなさそうだな)


阿島は余裕の表情を見せる。


(次のオートドローで仕留める)

『オートドロー』


「良し、行くぞ」


 阿島は炎の魔法を2枚プレイする。


山札31、手札4、コスト3、攻1、防1


「1枚目のファイヤーをプレイヤーに」


カードから炎が出て来てはげ男に当たる。


「ぐひ」


 はげ男、山札1、ダメージ91、手札8


「とどめだ!!」


阿島、山札31、手札3、コスト2、攻1


 阿島は2枚目のファイヤーをプレイする。


「ぐひー」


 はげ男に炎があたる。


(良し!これで)


『プレイヤー、はげオックは魔法によるダメージで0になったので山札ライフが回復します』


「え?」


 阿島は驚く。


 オック、山札92、手札8


「ぐひひ、さあてと男ばかりと対戦だとストレスもたまるしなあ」


 オックは笑顔になる。


『オートドロー』

「みんな遊んでこい」


 オックは手札を4枚を使う。


 飢えたオークジェネラル???

 飢えたオーク亜種???

 飢えたオークロード???

 飢えたオーク???

 

「コストなしでモンスターが4体!??」


 阿島はモンスターを一気に召喚して来たので驚く。


「ぐひひ、行ってこい」


 4体が一斉に攻撃をしてくる。


「げほくほ」


 一斉に攻撃を受けて阿島は意識がもうろうとする。


山札2、ダメージ28、手札4、コスト2、捨て札4


(こんな簡単にやられるなんてありえない)


「ぐひひ、オーク爆弾」


 阿島は爆発に巻き込まれカード化する。


『プレイヤー、オックの勝利』


「ぐひひ、早く女の子来ないかな」


 オックはヨダレをたらし始める。


「美味しそうな女の子がいっぱいいたけど来なさそうならどうにかして誘い込まないとな」


 オックは考え始める。


「とりあえず罠をはればつれるかな」


 オックは黒い笑みを浮かべる。


 





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