第4話 体育館に踏み入れたら……
月影拓也side
女性から渡されたカードを拓也は財布に入れる。
(それにしてもやけに静かだな)
拓也は体育館のドアを再度のぞいた。
(変だな生徒がたくさんいるのに皆、時間停止してるように動いてないな)
拓也は生徒の様子を見る。
(入るか)
拓也は体育館の入り口を開けて入る。
「!?」
空間が歪み景色が暗くなる。
『ダンジョンへようこそ』
拓也の目の前にメッセージが表情される。
(ダンジョン?)
状況がわからないまま真っ暗で浮遊しているような感覚で拓也は様子を見ていると。
『これからダンジョンでカードを使った
(
拓也は疑問に思いながら。
『山札は全てのプレイヤーは共通のカード50枚で統一されている』
「……」
状況が処理できないなか拓也はメッセージを見る。
『なお初期手札は5枚、オートドローは10秒』
(初期手札5枚?オートドロー10秒?)
わけのわからないメッセージが出て処理できない状態に拓也はなる。
『プレイヤーのクリア条件は誰かがダンジョンを脱出するかダンジョン内にいる神の配下を倒せばクリアでプレイヤーの勝利となる』
(この条件だと誰かがクリアすれば僕も出られると考えたら隠れて入れば行けるんじゃないかな?)
拓也は安心した表情を見せる。
『プレイヤーの敗北条件は山札0になるか、手札(コスト札も合わせて)が10枚になるか、制限時間内にダンジョンをクリア出来ない場合である』
「……」
『なお、敗北したプレイヤーはリスタート出来ずに
「!?」
拓也は
『制限時間内にクリア出来ない場合は全てのプレイヤーは
(おいおい、ふざけるな)
拓也は怒った表情を見せる。
『今回のダンジョンでの個人の
「……」
拓也は怖い表情でメッセージを聞く。
『それではプレイヤーの検討を祈る』
「!?」
拓也は落ちて行く感覚になり、意識を失った。
???side
「さあてと強くなるまで人間の様子を4年待つのはだるいからね」
男は黒い笑みを浮かべる。
「神側もある程度、選定して楽をしないとね」
笑顔で男はモニターを見始める。
「早く世界をカードにしたいな」
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