(無料で宣伝する)X(旧Twitter)の宣伝ポストをまだ見ぬ世界に飛び立たせる
(ご注意事項は「(無料で宣伝する)X(旧Twitter)を活用する。その1」と同じです)
さて、頑張って書いたポストですが、そのままだと
①自分のフォロワー(のなかでも交流頻度の高めのアカウント)
②ハッシュタグで検索してくれた人
くらいで、そのままXのタイムラインの濁流に呑まれて消えていきます。
もちろん、たまにアカウントを覗いてくれるフォロワーさんの目にはそのうち触れます。
おなじみさんですので、いつも文学フリマに来て本を買ってくれる人は「新刊?! 待ってましたよ!」と買ってくれるでしょう。
宣伝ポストは率先してRPしてくれると思います。
それは当然、ありがたい話です。
RPしてもらう効果
①タイムラインの濁流に呑まれていたポストが、またひととき、ぽっかり浮かんで他人の目に留まりやすくなる。文学フリマ東京などではハッシュタグで検索してもものすごくたくさん表示されるため、検索で最新に近いところに表示された方が目に留まりやすくなる。
②RPしてくれた人のアカウントに宣伝ポストが表示され、RPしてくれた人のフォロワーさんの目に留まりやすくなる。
いいねしてもらう効果は多少、差異がありますが、①のみと考えていいでしょう。
フォロワーさんたちの応援は、当然、ありがたい。けれどもさらなる宣伝のためには、頑張って書いた宣伝ポストを、自分のフォロワーさんたちの「外」に飛び立たせ、まだ見ぬ読者(になりうる人)との出会いを求めねばなりません。
そのためには……
【見ず知らずの(あるいはフォロワーさんのなかでも交流頻度の低い)アカウントに宣伝ポストをRPしてもらうことです。】
ここで、ちょっと注意しておくべきことがあります。
この章では、前章までとは違うことがひとつだけあります。
【他人の行動を喚起する】ことです。
これまでは自分さえ頑張ればなんとかできることでしたが、「他人が自分のポストRPしてくれる」というのを期待せねばならないわけです。
で、他人の行動をアテにするって、ある意味ストレスなんですよ。
文章書きというのは、自分で締め切りを設定し、作品を仕上げ、入稿したりイベントに申し込んで荷造りしたり……「自分のスケジュール管理」は比較的ストレスなくできますが、他人に期待することが苦手です。
でも、我々の最終目標は「宣伝を行って文学フリマで自分の本を買って貰う」という究極の(身銭を切ってももらうという!)他人の行動を喚起せねばなりません。
大事の前の小事。
まずは「他人が自分のポストRPしてくれる」という行動を喚起する方策を考えます。
で、ここでのポイントは、「多大な労力をかけないこと」です。
人間、凄く頑張ったことには、どうしても「効果」を期待してしまいます。
他人に強制できない行動を喚起するために、ものすごく時間を使って知恵も絞って……要するに頑張りすぎると、期待通りの効果が出なかったとき、がっくり来てしまいますよね。
だから頑張ってはいけません。
【やること】
#文学フリマ○○(○○には東京や大阪がはいる)で検索し、目についたおなじイベント参加者の宣伝ポストをRPしましょう。
私はRPする宣伝ポストをちらっと読んで、興味のありそうな本はwebカタログのリンクを踏んで「気になる」ボタンを押しておくのもついでにやるのですが、まあそのあたりは人それぞれです。
これなら数秒で1つRPできますし、暇を見つけて1分~5分程度のスキマ時間にやればいいわけです。
経験的にはRPしたポストの相手のうち10~30%程度の人が、お返しに(あるいはなんらかの興味をもって)こちらのポストをRPしてくれます。
相手の宣伝ポストに対し、自分は興味が湧かなかったとしても、私のフォロワーさんのなかにはその宣伝ポストに興味津々の方もいらっしゃるかもしれません。
相手の宣伝ポストも相手のタイムラインの外に飛び出せましたし、私の宣伝ポストも自分のタイムラインを飛び出しました。
ひとつの行動については数秒で済みますから、お返ししてもらえなかったとしてもあんまり気になりません。
1回、2回では「運命の読者」に出会えなかったとしても、10回、20回と回を重ねれば、私の知らない世界に旅立った宣伝ポストが、だれかに出会うこともあります。そのだれかに即座にwebカタログにアクセスし作品の詳細を読み込んで「気になる」ボタンを気安く押して貰うために、宣伝ポストには必ず「webカタログへの誘導リンク」を貼っておきます。
宣伝とは、百発百中の世界ではなく、「確率」の世界なのです。
そして確率を上げるのはとても難しいため(※)、母数を上げることを考えるものなのです。
(※)RPしてくれるのはたいてい文フリの出展者であるため、向こうのタイムラインにいるのも文フリに興味を持っている方が多いと思われる。つまり、確率的には高めのところに飛び立っている。
次は、無料でできる範囲をすこし離れ、多少はお金のかかる宣伝方法について考えてみます。
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