第9話復讐染潜

人が感情に支配される限り憎悪が発生するのは今更どうにも成らん事柄だが復讐も憎悪も伝播より悪辣に述べると「感染」するものだ


此の地下ダンジョン大日本亡命政権は「色んな復讐」が伝搬せし「復讐者達のサラダボウル」と言えばよかろう


此処に住まう存在は大なり小なり「地上の国家群に復讐したい」と言う述べる存在が溢れかえって今正に此の地下亡命政権が「地上の国家群たちの代理戦争の場所」と指定されれるとは「此の世界線の歴史の教科書でさ西暦1960年何が起きた?」


で其の解答として「第三次世界大戦の前哨戦の大日本帝国残存勢力解体戦争が開戦をした日」と記載される


私事長野好三郎の前世での地下ダンジョンを主題とする作品群は基本的に好きであった「世界中で出現をして居て地下に潜むモンスター相手に人間が剣とか銃とか握りしめ狩人ごっこや地下に広がるこの無限と思わせし世界で歴史に登場する探検家や冒険者の体験をする作品」として未だ広がる未知の地を踏ん破する感覚を味わえるから好きだった


が今の現状の此の地下ダンジョンの世界に広がるのは先ず最初に「地下に潜むモンスターや亜人種や獣人種や知性を持ち統率を取って暮らす治世が存在するモンスターをと時には煽てて時には脅して時には精神的に煽る単語を否俗に言うチョビ髭伍長がしていたアジテーション演説をして高揚感を煽り


そしてアジテーション演説で自分等が「此の地下ダンジョンで暮らすのは常に地上の価値観を絶えず此の地に伝播されて自分等のアイデンティティーを奪い精神的に自分等を地下のダンジョンに暮らすから下等生物扱いとして全て地上の我々の指導下に置いて精神的退廃を招き堕落させて自分等のアイデンティティーの抹殺させる心算なんだぞ!!!」と言う宣伝戦又は情報戦を大日本帝国政府は地下ダンジョン出現後からして来たんだよな


まあ其れで地下ダンジョンの存在の精神的支柱として「我々は誇り高い地下ダンジョンに暮らす存在なんだ」と言う共通のアイデンティティーが出現をする事により結果として大日本帝国地下ダンジョン亡命政府の精神的なアイデンティティーに成ったのは歴史が示す通りなのである


で太平洋戦争の際に志願兵として出陣した存在に大日本帝国は見返りとして金や酒やタバコや玩具等の嗜好品とかを提供したんだよな・・まあ扱いは徴兵された二等兵よ待遇は芳しく無かったそうな


志願せし存在は色んな戦線に派兵をされて其の戦線での目的はもっぱら夜間での肉弾戦目的か攪乱目的での集団での敵陣への突撃で弾除けとして華々しく玉砕された事案が其処かしら存在した


此の世界線の太平洋戦争中にソ連や中華やアメリカ等の連合国視点から見れば「大日本帝国の連中は我々視点から見てどう考えても


徹底的な弾除け目的で亜人種を駆り出して玉砕行為を繰り返すと言う倫理観が紀元前のスパルタ的なあれを20世紀に強いるとか言うバグってる攻撃」をしまくった事により大日本帝国派連合国諸国から見れば相当なる憎悪と恐怖心を植え付ける事に成功したんだよな


で亜人種の装備は第二次世界大戦物の作品でかなりの頻度で見かける大量製造された着剣された三八式歩兵銃で突撃させて華々しい玉砕させたりしたんだよな太平洋戦争での色んな戦場で


其れこそドレだけの地下ダンジョンから志願せし存在が満洲やシベリアや蒙古や中華其れこそインドやのオーストリア領のタスマニアやアラスカやハワイやカルフォルニアの大地で屍と成り果てたか語るのも憚れるのは自明の理だろう


が志願者達は任務で死地に向かう事柄に関してみれば彼らの人生の史観の観点からすれば地下ダンジョンの世界で暮らすと言う事は常に別の種族とそして地下ダンジョンの自然と言う驚異と常に戦いながら成長して其の空間で死ぬのが当たり前の常識として存在し


有る意味では「より環境に順応して自身より優秀な子孫の作成こそ種の存続が出来るのは天命であり自然の摂理の実現の為に生まれて来たと言う環境下で生活してきた我々地下ダンジョンの存在が地上の世界でも何処まで適応出来るのか試してみたいと望んで名目上志願をした生粋の武人なる存在」其れが亜人種と言う存在の生きる目的だそうな


で話を戻すと先程の命令は時の大日本帝国の御前会議は敢えて「地下ダンジョンのに暮らす亜人種を意図的にもし敵国に流れ着いてしまったら現地で潜伏して最悪其処の地で戦い続けて自身の種を残す様に」とか言う命令の作成をしたりしたのは「周辺国が亜人や獣人が起因とする内戦や暴動で不安定になってくれれば大日本帝国の諸外国からの脅威の低下に成る」とか言う意味合いも有り其の結果中華や大韓民国では大規模な亜人の暴動とか起きて社会的不安が存在すると外から齎されるラジオのニュースで聞いたなあ


もう此の世界線での地下ダンジョンの役割は「地下の核シェルター+農業や漁業や鉱石採掘の巨大なプラント+大日本帝国を始めとした複数の国家の亡命政権のコロニー兼臨時拠点」としての役割しかない故に地下ダンジョン内では血生臭い乱闘だけで済めば良いが「地下ダンジョン内での臨時亡命世間同士の戦争」が時々起きたりするのだ故に此の場所が血腥く鉄臭いのには人の復讐やプライドが起因するものだから「復讐は伝播する」んだなと私は常々思うんだよね

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