第8話独占崩壊

世の中の流れと言うのは人の差配だけではどうにも成らない物だとツクヅク感じざる得ない誠に此の世の中と言うのは「ゲームの世界」なのでは?と思った方が気が楽だな


結論から申せば「日本列島や樺太や台湾とか済州島等に有った地下ダンジョンの中身となる部分は其の儘だが出口だけがに日本ではなく別の地域に出る地点が半数以上確認されたんだ」そう詰まる所「外に出る場所は大ドイツの首都戦後ナチス勝利世界では有名な首都名で言えばゲルマニア」に繋がると言う事だ


地下ダンジョン亡命政府のお偉いさん達は今日こと「西暦1960年5月15日」と言う日を忘れられない事だろうよ「理由は簡単だ仮想敵国たる総本山の総本山であるワシントンコロンビア特別地区にダンジョンの入り口に変更された」たのだから


今まで1934年から20数年もの間日本人が独占的に保持してきた者と認識されたと言う常識的な価値観が崩れたんだよ


太平洋戦争の時もそうだが此の地下ダンジョンの所持こそは破れないと言う事は「日本国籍を申請をする≒日本に帰化をする」と言う事に目を付けた所謂ユダヤ人やロマ人などの少数民族や未だに欧米列強の支配を受けていた有色人種の「絶好なる安住の地」として機能をしている


其れは全て「大日本帝国と言う海と言う天然の要害が存在する島国」に「独占的な地下ダンジョンを一つの国家が管理する」事により多分スイス以上に他の国から干渉を受けずに済んだ


此の「民族的な理由や思想的な理由で難民を無尽蔵に受け入れられる広大な土地」を「大ドイツやアメリカの政府中枢に近い場所に入口が移動」すると言う現状は「此の亡命大日本帝国地下ダンジョン経由でアメリカ中枢への攻撃も大ドイツ首都のゲルマニアへの侵攻も可能」と言う「此の大日本帝国亡命政権の此の場所が係争地否違うな代理戦争の場所」にさせられるんだよな


未だに世界は冷戦状態を維持をしている大ドイツは総統閣下であるボヘミアの伍長其の人は「1948年の2月に締結された第二次世界大戦の終戦条約の締結をしたローマ講和条約」を気に総統の座を引退をした後に総統と言う役職の制度を自身が生きている内に廃止をし


国家社会主義ドイツ労働者党を万年与党とする所謂赤くない人民民主主義制度を取ると言う形で限定的な議会制民主主義を実施をしナチス党の座を自身の信頼が置けて対して影響力も無い「副総統のルドルフ・ヘス」を二代目党首に指名して


「武装親衛隊の役割」を「前世の世界でのNATO軍兼アメリカの州兵に相当をする役職に再編」をしたりして「大ドイツ内戦」と言う事態を出来るだけ起きない様にしたんだよな


だが未だに国家社会主義ドイツ労働者党は民族主義の色が未だ濃いし此の世界の総統閣下は戦前から「人類の進歩をするには科学技術を体に受け入れたり其れに堪え得る為に順応をしなければ成らない其れが種の存続並びに種の進化へと繋がるのだ」と割かし「身体改造と言うかトランスヒューマニズム」や「サイボーグ」かを進めたりする政策を取って居たりしたんだよな


だからこそ大ドイツは組織だって「此の大日本帝国亡命地下ダンジョン政府との交流」を積極的にするだろう「何しろ亜人種や獣人種と言うサンプル」が転がって居るからね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る