目覚め

生まれた時から何故かぼんやりとおれが生きているこの世界私を史上最強の選手にしてみての知識を何故かところどころ持っていた。

だけどそれはさしては問題にはならなかった。

俺が至高のエースになるために練習を積むことの。


自我が芽生えた時からなんとなくエースに、いや最強のエースになりたかったおれはなりたかった。

だからお父さんの黒瀬彰人が野球ボールから書道の筆、絵の具の筆から一つ選んでご覧と言われた時、おれは迷いなくボールを選んだ。


そしておれの2回目の野球人生は始まった。


おれの曖昧な記憶でもリトルリーグではある程度は無双できた。

だが、やはり有名な打者には大抵打たれて悔しかった。


そんな燻った状態だったおれだったがある試合を機にごく一部の選手以外は全く相手にもならなくなった。


ある試合での野球人生の生涯のライバルとなる大甘菜亮介おおあまなりょうすけの放ったピッチャーライナーがおれに当たり、そして俺は失っていた記憶を取り戻した。

まぁ最も頭に打球が当たったので病院に連れて行かれたのでその試合は途中までしか投げれなかったがな。


そして記憶が完璧に戻った俺はこの世界私を史上最強の選手にしてみての知識をフルで動員して自分の育成方針を決めた。

当然、基本ステータスである球威やコントロールそれにスタミナや捕球、スローイング、肩力を上げるのは当然としてメンタルや球のランク上げや新たな球種の所得が今後俺がこの世界で金字塔を打ち立てるのに必要になってくるからしなければならない。


後書き現時点の主人公のステータス

球威E、コントロールD、スタミナE

メンタルA

捕球G、スローイングD、肩力F

球種 ストレート(最速100)ランクE(体感速度+25)


用語解説 球威…球の威力。高ければ高いほど打者が差し込まれやすくなり、長打が出にくくなる。

コントロール…所謂制球。 高ければ高いほど狙ったゾーンにボールを投げることができる。

スタミナ…体力。高くなればなるほど長いイニングを投げることができるようになる。

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