第10話

「あのゴミやろう、どこに行ったんだよ。」


魔法使いちゃんは完全にキレている。


「辞めてください」


遠くから声が聞こえてきた。


「魔法使いさん、あれ」


「行きましょう!!」


________


「辞めてください。奴隷になんかなりたくないです」


「お前ら見たいな金のないゴミには、価値なんてねぇよ」


「辞めなさい!!」


「お姉さん?」


魔法使いちゃんは迷いなく、男の前に立つ。


「お、なんだ。そいつを庇うのか?」


「そうよ、つかアンタこの子を奴隷にしようとしたわね、最低ね!アンタ」


「・・・」

男は笑いを堪えたかのようにして居る。そして


「最低はお前だよ!!」

笑いながら言う。


「なんですって」


「その女はなぁ、借金をしたんだよ。ホストに金をみついで、3年も借金返さなかったんだよ」


「えっ??」✖︎2


俺たちは女の子を見るが、女の子は顔を背ける。


「ほら、証拠もあるぜ」


その映像には、

まぁそれは酷く、ホストに上から酷い暴言を吐き、酒を飲みまくって居た。


「これで、どうだ??こっちはむしろ3年も待ったんだぞ。当然じゃないか」


「ちょ、まっ」


そして、借りた利子表を見せて貰ったが、普通に、いやむしろ返しや過ぎる程だった。一年で1割ってマジかよ?


「俺も商売だし、やることはやる。それに相手は子どもだ。同情くらいはあるさぁ、でもこの女は完全にクズだ。」


「・・・」

魔法使いちゃんは恥ずかしそうに黙ってしまう。


つか、その女の子を逃げようとしていた。だが仲間に魔法をかけられて捕まった。


「お嬢ちゃん、確かに何も知らないでクズだと言ったことはよくないが、悲鳴をあげる女の子を前に立ち向かったのは偉いと思うぞ」


「そ、そうね。ありがとう」


________


その後、魔法使いちゃんは俺に恥ずかしさとそのストレスを当たってきた。

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