第5話

過去編


私のお兄ちゃんは正直ダメ人間だった。


学校に行かずバイトもサボってクビにされて居る。


だけど、そんなゴミみたいな義兄だけど私は良いところを知って居る。


優しいんだ。


学校だってバイトだって、虐めらたから行かなくなったけど、行こうとは頑張ってた。


何より私が傷ついていたら直ぐに気がついて支えてくれる兄だった。


________



だが、急に私はこの世界に飛ばされた。


お兄ちゃんは一人で怯えてて、私は気付いたんだ。


お兄ちゃんは確かにボッチで、クズみたいな生き方をしてたけど、私には味方をしてくれて、ずっと大切にしていた。


私はお兄ちゃんが居たからここまで折れずに頑張れたけど、お兄ちゃんにとって私は大切な守るべぎ義妹で、自分を支えてくれる人じゃないんだ。


だから今度は、私が


________


現在


「と思っていたのに、この世界で調子に乗り出したのよ!!あのゴミは!!」

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