出張 ー年齢なんて関係ないんだよ!ー

案内されて、部屋に入ると小学生と思われる子と、その子供がいた。

確かに、呪われた後がある。でも、強力だな。これなら、怨霊自体も払うか、封印し直すかしないとダメだろう。


ただ、呪われて時間も経っている。両方やるのは、難しい。


「呪い屋を呼べますか? 私、一人では少々時間が足りませんわ」


「あ、はい。わかりました。えーと、西丸様、こちらが担当させてもらう祓です」


「・・・。冗談も度をこすとダメだと習わなかったか?」


ここでも、かよ。


「いいえ。この人は、私たちの中でもすごい才能の持ち主です」


ちょっと前までは、疑っていたくせにと思うが、何も言わない。


「信じないなら、受けなくって結構ですわよ。別の方を呼ぶのでも構いません。

ただ、時間がさらにかかるので、呪いは進行されてしまいます」


別に、私はどっちでもいい。


「そは言ってないだろ。こいつで、いい。さっさと、治せ」


「かしこまりました。では、呪い屋を読んどいてくださいね。

では、改めて、今回の件を担当させてもらう払い屋の祓と申しますわ」


「ああ。おい、お前も挨拶しろ」


「よ。よろしくお願いします」


「よろしくね。まず、私の方で呪いの力を落とします。そして、呪いをかけた大元を対処します。そして、呪い屋という呪いの専門の方が参るので、そちらに完全に呪いを解いてもらうという流れになりますわ」


「なんでもいいから、息子をどうにかしろ!」


「わかりました。では、早速行います」


呪いに効く、札を貼って、唱える。

まあ、4、5日はこれで持つはずだ。

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