仕事で1番めんどくさい事

今は夜の街を歩いている。一様、夜ご飯として10秒チャージを飲んできた。

目を閉じて、霊感を頼りに歩いて、小夜吉のご飯を確保しながら、強い怨霊や悪霊を探す。


「はー。街にいないってことは、誠也か」


思わず呟いて、苦笑いしながら、誠也の家に向かう。

大体、街にいない場合、上手く隠れているか、誠也から栄養を取ろうとしている場合のどちらかだ。


「君は、子供だね? こんな、真夜中にどうしたのかな?」


警察か。

最悪。最近は見かけないから気を抜いていた。

さっと周りを見る。

どうにか、走るしかないか、、


無視して、思いっきり走る。

ただ、継続的に睡眠を取れていない体では、限界が早い。

そもそも、私運動が苦手だ。よく親に言われる、霊感があるだけの出来損ない。



「はーはー」


近くの神社の裏にある祠に駆け寄る。

ここは、親神様が祀られているところだ。

神主は別のグループの所だ。


ヒュー


笛? また、使いが吹いてるのだろうか。

ただ、使いが吹いてるなら警察はこないはず。


「ありがとう。親神様」


小さく言葉をこぼして、祠によりかかって、呼吸を整える。

よし、行こう。


(クーン)


「小夜吉、大丈夫だよ」


社にお辞儀をして、誠也の家に向かう。



向かっていくと、空気が重もくなっていく。

あたりか。


キーン


耳を突くような音が鳴り響く。

死神が戦っている?


行かないと。


死神が応戦しているぐらいだ。

ポッケから、吹き矢を取り出す。


「小夜吉はお待ち」


視界に誠也の家が映る。

3番か。


お札を吹き矢につけて、飛ばす。


張り付いた。

そして、3番は解けた。

死神に斬られたのだろう。


塩を取り出して、誠也の家の周りにまく。

そして、横の自分の家へ帰る。


食塩水風呂を沸かす。


「塩と水よ、私の体を清め回復させよ」


足から入り、ゆっくり入る。

そして、目を閉じて、脱力する。

ゆっくり、深呼吸をする。


5、6分して上がり、シャワーで流す。


髪を乾かして、ベッドにダイブする。


「おやすみ」

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