20話 おしゃべり
最初飛ばしていいよ。
・西園寺財閥
西園寺財閥は、古くから続く日本を代表する財閥の一つであり、明治時代後期に設立されました。その創設者である西園寺家の初代当主、西園寺誠一郎は、当時の日本の近代化に大きく貢献した実業家であり、政治家でもありました。彼のビジョンとリーダーシップの下、西園寺財閥は急速に成長し、多岐にわたる業種で成功を収めました。
1. 財閥の主な業種と事業展開
•金融業:
西園寺財閥は、日本最大の銀行グループを持ち、国内外の金融市場で強い影響力を誇っています。また、証券会社や保険会社も傘下に収め、金融業界全体での支配力を持っています。
•重工業
製造業: 創業当初から鉄鋼や造船、機械製造などの重工業に力を入れており、日本のインフラ発展に大きく寄与しました。現在では自動車や航空宇宙産業にも進出しています。
•不動産
都市開発やリゾート開発を手掛け、日本各地にランドマーク的な建物を所有しています。特に東京や大阪の高層ビル群の多くは、西園寺財閥の不動産部門によるものです。
•エネルギー
国内外でのエネルギー資源の開発や供給に積極的であり、特に再生可能エネルギー分野で先進的な取り組みを行っています。
※チャットGPTに作らせました。
とまぁ、西園寺財閥はスッゲェ〜金持ちって事や。
あの後、ババァの理解が追いつかずショートしていたので美月が介抱して今現在俺は西園寺の部屋で二人っきりという最悪な展開になっている。早く美月戻ってきて。
「はわわわ、は、隼人くんが私の部屋に!今日の下着大丈夫だっけ!?」
今の所は今までの積極的な態度はどこに消えたと思うくらい慌ててるが、いつ獣になってもおかしく無いので早く帰りたい。
「あ、まずはシャワーを浴びないと!」
西園寺そう言ってバスルームの方に向かった。金持ちなので当然部屋にバスルームも付いてる。ていうか部屋だけで俺の家より10倍広い、逆に落ち着かんわ。
「キャ!?」
なんか西園寺が転んだ。ああ、そうか足に鎖繋がれてるんだった。忘れてた俺が言えた事じゃ無いが、バカなのだろうか?
西園寺は恥ずかしそうに足枷をキングサイズのベットの柱に付けてバスルームに行った。
「あれが西園寺家当主ね」
西園寺家、超絶金持ちで元当主は古い考えの人と聞く。美月から聞くと代々当主は全員男だという。つまり前代未聞の女当主、しかも17歳。先程スマホで調べたが(返してもらった)、ニュースでデカデカと取り上げられてた。発表は今日からだったのでババァは全く知らなかったわけだ。
「マジでどうやったんだ?」
こう考えると俺は全く西園寺の事を知らない。まぁそりゃそうか。まともに話したの今日合わせて2日しか無いし今だになぜ俺のことが好きなのか理由も分からん。
「ふんふんふーん♫」
バスルームから西園寺の鼻歌が聞こえてくる。とても幸せそうだ。その原因が俺だって事実には素直に喜べないけどな。未来は分からんが現時点で俺は西園寺と付き合う事は絶対ない。(※結婚してる)
だが、今後の方針を考えなければ。今この状況俺なら脱出しようと思えば脱出出来る。じっとしている理由はただの野生の勘だ。この勘には命を何度も救われた。だが何故今この状況で働いた?下手に動かない方がいいの確かだ。
「お待たせ〜!」
勘が働いた理由を考えてたら思ったより時間が過ぎていたようだ。西園寺がもう出てきた。
「えへへ、待っててくれてたんだ嬉しい」
西園寺はそう言って俺に抱きつこうとするが普通に避ける。
「照れ屋さん♡」
「あ゛?」
「ふふ、冗談だよ。そんな怒らないで。ただ逃げなかった事が嬉しかったんだよ」
「さいですか、何から聞けばいいか分からんがとりあえず、どうやって当主にまで登り詰めたんだ?」
俺がそう質問した途端、とっても笑顔になった。
「うん♡、教えるね。簡単に言うとお父さんを脅した」
なるほどなお父さんを脅したら当主になったのかー…………えっ?
「………脅したくらいで簡単になれるもんなの?」
「細かく説明すれば長くなるけど、隼人くん理解できる?」
「俺の頭じゃ無理だな。次の質問だ。当主になった理由は?」
「お父さんが無理矢理お見合いを進めてウザいのと、流石に家の力が無いと隼人くん捕まえられないからかな」
「へぇ、そうなんや。次の質問だ」
俺はそうやって西園寺に適当な質問をしまくった。好きな食べ物や好きな音楽、逆に嫌いな事も聞いた。そうやってしばらくの時間が過ぎた頃。
「ねぇ、隼人くん?隼人くんは、どうしてそんなに優しいの?」
西園寺から初めての質問が来た。
「………まず、何に対しての優しいだ?」
俺は優しくした覚えが全く無いんだが?
「だって私とこうやって普通にお喋りしてるんだもん。一応私だって無理矢理、結婚したり鎖で繋いだり酷い事してる自覚あるよ」
「なら、是非ともやめて頂きたい」
「隼人くんが一生私を愛するならいいよ」
「友愛で?」
「恋愛で」
うん、無理
「普通のアプローチを推奨する」
「じゃあ隼人くん、私と友達になって遊びに行く?」
「なぜ友達なのにデートをするのだ?」
「デートじゃ無いよ友達と遊ぶのは普通じゃん」
「うるせぇ異性と遊ぶ事全てデートだ。俺は変に気を持たせない為絶対行かん」
「じゃあ、隼人くんはどういうアプローチできて欲しい?」
「………。俺は一生童貞として生きる」
「どうして、そんな異性を嫌がるの?私を受け入れる事はメリットしか無いよ」
「確かに西園寺を受け入れれば、飯にも困らず、金にも困らず、権力にも困らん。それに俺はお前のヤンデレ性格をそこまで気にしないと言うオプションつきだ」
「うん、もはや運命だね」
「なわけ、だが俺はお前の事が好きじゃねぇ。俺は嘘つきだがな、自分自身に嘘はつかないって決めてるんだ」
「じゃあもし、私が鬼ごっこで勝ったら自分に嘘をつく事になるの?」
「万が一勝った場合はそうなるが、その場合、嘘を真実にすれば問題ない」
「うん、隼人くんを理解するのに時間かかりそう」
「そんな理解不能な男を好きになるのはやめたまえ」
「ふふ、少しずつお互いの事を知る事が出来て素敵だね♡」
「………なぁ、まえはヤンデレオーラ出して命の危険感じだから逃げたが、なんでお前俺の事が好きなん?ぶっちゃけ言うけど俺が女なら、こんなゴミに惚れんぞ」
「隼人くん意外に自己肯定感低いんだね」
「安心しろ。俺は自分の事天才って思ってるから」
「うん、やっぱ理解に時間かかりそう」
「まえの時みたいにヤンデレオーラ出さんのな」
「ふふ、ごめんね。あの時は少し恥ずかしくて意地悪しちゃった」
「そうか、で、今理由聞いてもいいの?」
「…………うん、もう夫婦だもんね。話すよ私が隼人くんを好きになった理由」
●あとがき
仮免とったーーーーーー。ってリアルの俺に興味ある奴いねぇし。
とまぁ、はいどうも渡辺です。姉から完結してない良作より完結してる駄作という言葉をいただいて、自分で面白いのか?と疑問を持ちながら完結に向けて走ってます。
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