15話 最終テスト

 ぶち殺すぞ?


「………一応初めてよ。男の子はそうゆうのが好きなんでしょ」


 お前もお前でなんで納得してんだよ。あと安心しろ読者、この作品に性描写は無いから、と言うか俺がさせないから。えっ、死ね?黙れマセガキ共が!


 ――ウィーン――ベットや色んなものが出てくる音


 すげぇ、あの味気ない部屋が一瞬にしてピンクピンクの部屋に………って、関心してる暇は無いな。よく分からん、というか全く分からん覚悟を決めた美月のせいで俺の貞操が危ぶまれてる。


 ――怒れ――


 賢者タイム常中をもつ俺だが、一人の男なのには変わらない。、美人な女の子に迫られれば普通に興奮する。ん、意外だって?まぁ、そんな状況一度も許した事がないから、そう思うかもな。


 ――怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ――


 話は変わるが、『怒り』の感情って便利じゃね?いや、感情を道具みたいに言うのもなんだが、実際すげぇ便利なのよ。特に自分の中の邪念がある時ややる気が起きない時。あと1番いいのが


 ――怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ怒れ――


 リミッターを外すことが出来て力を限界まで引き出せる!!!


 ※普通の人間は自分の意思でリミッターを外せません。


 ブチ、……ブチブチ!ブチィ!!!


 俺はそうやって、繋がれた両腕を肉を削ぎ落としながら外した。だが、あらかじめ親指の関節を外してたから、せいぜい周りの皮が剥けた程度だろう。痛いがそれだけだ。

 怒りによるリミッター解除は俺の切り札の一つだ。だが、条件があるそれは『怒り』だ、こうして冷静を装っているが、感情だけでは腸が煮えくり返るほどキレている。こいつらが俺の地雷を踏んで良かったぜ。

 これをまえ大和達に言ったが「何言ってんのお前?」と理解されなかった。なぜだろう?


「――――え?」


 美月が鳩が豆鉄砲を食ったような顔してらぁ。


「嘘……なんで?あ、止血、いえ誘惑?」


 俺は理解力の乏しい可哀想な美月に俺の上着を着せた。怒りや元の精神力で裸を見るだけで別に興奮はしないが、邪念の元は絶って損は無し。


 ――警告!001番が脱獄!001番が脱獄!至急職員はテストルームに集まるように――


 ふむふむ………001番ってなんだ?


「は!?なにやってるの速水!て言うか意識あったの!?廃人になってなかったの!?なんで鎖外せてるの!?」


「ようやく脳の処理が追いついたか処女ビッチ。だが一度に質問しすぎだ。まずは脱出が優先だ。黒服共が来てしまう」


「待って!いくらアンタでも脱出出来ないわ!わ、私がなんとかするからもう一度鎖に繋がれて!!」


「………鎖っちゃ鎖だけど手を繋ぐ部分は手錠なんだよな。名前なんて言うの?」


「チェーンカフスよ………そんな事より早く!」


 また鎖に繋がれるつもりは無いが、美月の思考が全く読めん。言ってる事だってテンパってて説明不足だし敵か味方か分からん。まぁ、いい何と無く雰囲気で仲間って事にしとこ


「美月、早くその男を拘束しなさい」


 ん?ババァの声がいつも通りだな。まさかこの状況で警戒してないのか?いくらなんでも油断しすぎじゃないか?


「し、指令!鎖が外れたのは壊れていたからです!この男は何も悪くありません。ですから温情ある措置を」


「いや、普通に自分の力で脱出したが?」


「と、本人がもうしてますが?」


 美月がこちらをすっげぇ睨んでる。


「アンタバカなの!?今までよりもっと酷い罰が与えられるから私が必死で何とかしようとしてるのに本当バカァ!!」


 あー、そうゆう事。つまり美月は俺が確実に捕まると思ってるのか。実に心外である。あ、言い合ってたら黒服共がもう沢山来てしまった。


「あーもうどうする事も出来ないじゃない!………償いに来たのに………」


 ふむ、本当に美月の思考が読めない。償いってなんだ?美月がした事なんて騙して監禁して俺の童貞奪おうとしただけじゃん………アレ?ヤンデレ二人目?


「あいにく、大和や優斗と違って俺は下半身に生きてないから償いにならんぞ。償いがしたいなら美味い飯をくれ」


「そんな事言ってる場合!?」


「「「「「動くな」」」」


 いつの間にか黒服共が銃を構えてた………けど、なんだあの銃?変な形やな(テーザー銃)、だが大丈夫、そんな事もあろうかとコッチにはあるものがある。


「お前らこそ、コイツの首へし折られたく無ければ動くんじゃねぇ!!!」


「えっ!?えええぇぇぇぇ!!!」


 そう偶然近くにいた人質(美月)である。




 ●あとがき


 はいどうも、リアルが忙しくなった渡辺です。車の運転怖いです。とまぁ、19歳社会人を謳歌してます。

 今後の小説の方針ですが、文字数を短くします。理由は書きやすいからです。こうして学が無いのに小説を書き続けて分かったのは継続力の凄さです。1000話書いてる人マジパネェっす。

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