第30話
「そんな事無いですよ。僕二週間ぐらい前にこのカメラ買いました。このお店で」
と、僕は女性に真顔で言い、カメラを見せた
女性はカメラを手にして、
「なつかいわ。このカメラ。まだあったのですね。
修さんのカメラね。『これって珍しいカメラだ』って
修さんよく言っていたわ。」
「あの〜( ^ω^ )。修さんって此処の店主さんですか?
茶髪の店主さん?」
「茶髪?そういえば、ニ年ぐらい前茶髪だったかな?
悲しい事があって、気を紛らわすのに茶髪にしていたかも知れないな〜・・・」
と、思い出すかの様に話してくる。
「二年前では無くて、最近はどうなのですか?茶髪だったんですが?」
「最近?最近って何よ!もう、修さんいないんですが。
亡くなっているのよ!」
「亡くなっているって、嘘でしょ?
この前から何回も会っているんですが?」
と、少し動揺しているのか、声が上ずる。
「じゃ、修さんでは無い人ね。でもこのお店には誰も居ないのですが、店もずっと開いてはいませんが。(°▽°)」
「でも、僕此処でカメラを買いましたし、フイルムも現像してもらいましたし、写真も、もらいましたよ。」
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