第28話
「この、写真どうしましょうか?警察に持って行ったら、僕が疑われる。ましてや、以前の殺人事件の霊の写真なんて、誰が信用しますか?・・・・。」
「警察に匿名で送っておけばいいよ。
そして、もう一通を、マスコミに報道してもらう。
特に、以前の殺人事件。
霊の写真を送るんだ。
ネガもつけて。
そうしたら、偽装工作してない事が解るだろう。
君は一躍有名幽霊カメラマンだ」
「なるほど、直ぐにやってみます。
でも、マスコミには名前を伏せるのですか?」
「名前を伏せるのは、警察だけでいいよ。
犯人の顔がわかっているのだから、直ぐに捕まるさ。
この事件が解決した後、マスコミに以前に起こった殺人事件も彼の犯行だと証拠の写真を送るのさ。
そして、真実を話す。
そうすれば良いと思うよ。」
「はい。解りました。店主の言われる通りにしますね」
と、僕は応えた。
店主の顔が綻び今まで見たこともない笑顔が溢れていた。
「これで想い残す事は無い」^_^・・・・
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