第11話

と、平然と云う店主。


「丑三つ時って、夜中の2:00〜3:00頃ですか?」

と、僕は慄いている。


「そうだよ。正確に云うと2:30頃だな」


「そんなの夜中に行くのは、無理ですよ。そんな事出来ないし、怖いじゃ無いですか!

で、何処に行けば良いのですか?」

と、僕は慄きの余り支離滅裂の反応をしてしまう。


「おっ、やる気になったかい。その様な怖い所で修行を積む事が最も、成長できるんだっ、ぞ!

場所は、そうだな〜・・・・」

と、店主は顎髭を触りながら少し考えて、


「う〜ん、ここの⭕️⭕️公園が良いかな。此処からは割と近いし。

そう言えば、此処で以前、殺人事件があったんだ。

女性が殺されて、犯人は未だ捕まっていないな。

此処なら、多くの幽霊に会えそうだな。」


と、発見したかの様に⭕️⭕️公園を指定してきた。


「え〜・・いつ殺人事件があったのですか?

知らなかったな・・・。此処って多くの幽霊がいるんですか?

本当に?昼間は怖く無いけどな〜。」


「殺人事件があったのは、今から2年ぐらい前の事だ。

犯人の手がかり無いし、まだ何も判っていない。

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