とある新聞部員からの手紙
あなたは新聞部の先輩である植木が集めた資料を、数日ほどで読み終えることができた。これからどうするかを考えた末、先輩の指示を仰ぐべくあなたは新聞部の部室へと戻ることにした。
放課後の校内は、部活を行う生徒や業務に追われる教師などの活気で満ち溢れている。それを見たあなたは、今まで見聞きした怪談の全てが、にわかには信じがたいと感じた。
そうしているうちに、あなたは校内の隅にある部室棟へと辿り着く。狭い部室だ。おまけに防犯性も皆無である。
扉を開けると、部室には誰もいないようだった。先輩はどうやら外出中らしい。
あなたは机の上に何かが置かれているのを発見する。
それは一通の手紙だった。どうやら植木の書いたもののようだ。
LINEも繋がっているのになぜ手紙なのだろう。
少し不思議に思いながらも、あなたは折りたたまれた紙を広げた。
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