「チーズケーキのやうに月を切り分ける」
この一句が個人的にとても好きです。
私は短歌の部で参加しようと考えているのですが、やはり俳句の十七音の描写力って短歌にはない鋭さがあるなぁと思います。
作者からの返信
古博かんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
「チーズケーキのやうに月を切り分ける」
この一句は、チーズケーキの色と形が月に似ているな、という発想から、月の満ち欠けを、「チーズケーキのやうに……切り分ける」と表現しました。
有季定型俳句の十七音は、短歌の三十一文字とは異なり、季語を基軸とした表現をすることになります。
その難しさはありますが、これによって俳句特有の描写というものが生まれるのだと思います。
身に入るやことこと煮込むドミグラス
こちらが好きです。ことこと煮込む音に、こちらの身も骨も、否応なく赤茶色に煮こまれていくような気がしてきますね。喫茶店をお題にして、月を織り込んでいるのもヤチヨリコさんの視点があっていいと想いました。
作者からの返信
コメントありがとうございます✨
「身に入るや…」の句は私も好きな句です。
日常の中にある詩の情景を読者の方に思い浮かべてもらえたらな、という思いから、喫茶店を題材にしました。
喫茶店という題材に月を織り込んでいることが独自の視点である、と評価していただけたこと、とても嬉しく思います。