解説 ここまで読んで頂いた方へ

このような、素人の文を読んでいただき、ありがとうございます。

それでは、個人的にではありますが解説をしていきましょう。

(この文章はネタバレを含みます。まだ読み切れて居ない方は注意をお願いします)



今回の登場人物は、


春村千賀

佐野祐悟

女の人(千賀の母)

この3人です。



結論から言うと、

千賀と佐野は死んでいます。

2人は、幽霊になった状態で出会ったことになります。

お互いに、自分が死んでいることには気づいていません。





まず、千賀が死んでいることが想像できる部分を紹介していきましょう。


1「小学校の頃から誰にも話しかけられなくてずっと一人だった。」

2「母さんに、高校の制服を買って貰った。僕の母さんは、いつもご飯やおやつ、

  新しい服、面白い本をくれる。」 

3「春村千賀は、左の角を曲がって、川沿いを歩いていった。」  

4「全部、小学校の頃川に突き落とされた、殺人事件にあった、息子の話。」

5「春村さんは、両手に花と水桶と柄杓を持っていた。お墓参りにでも行くのかな」



基本的にはこの5つです。


1→幽霊になっているため周りの人は見えていないため話しかけられない。

2→千賀の母が仏壇に供えている。

4→小学生頃 =(1の頃)すでに死んでいる。

3→自分が死んだ場所に帰ろうとしている。

5→千賀の墓参り






続いて、佐野が死んでいることが想像できる部分を紹介します。


1「なぜか今日は、佐野の周りに人はいなかった。」

2「場所は住宅街の路地裏。ここから近かった。夕方だったらしい。」

3「顔写真がちょっと佐野に似ていたから、笑ってしまった。」

4「俺は路地裏を通って家まで近道をした。」

5「俺は夕日は好きじゃない」

6「咄嗟に、春村さん!!と声をかけたけど、春村さんは気づかずそのまま歩いてい     

  ってしまった」



1→幽霊になっているため周りの人は見えていない。

2→通り魔にあったのは佐野。

3→千賀が気づかなかっただけ。佐野です。

4→自分が死んだ場所に帰ろうとしている。

5→通り魔にあった時刻は夕方。嫌な思い出から自然と逃げている。

6→幽霊なので声は届かなかった。



こんな感じです。





千賀の死因→殺人。小学生の頃、川に突き落とされる。

佐野の死因→殺人。高校2年生になる前に、通り魔にあう。



千賀の母が、佐野と本屋で話していたのは千賀のことです。

佐野と本屋で話している時、千賀はすでに死んでいます。

小学生の頃死んだ息子に、着ることのない制服を買うほど、息子のことが大好きだったんでしょう。



質問があれば、受け付けています。




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千賀と佐野 さく景 @sakukei369

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