亥の章2 最強魔法少女と亥のオーク
滝壺の右にある森を走って十分後。
全裸のタトーは、牡丹の木の前にやって来た。
彼女は、牡丹の花を右手拾っている。
やはり、ここが亥のオークのいる場所のようだ。
「確かに、ここね。後は…………」
タトーは、後ろを向いた。
そこには、岩の扉で閉められた洞窟が会った。
「あった、あった! 弓矢使いの情報は、本当のようね! んじゃあ…………」
タトーは、牡丹の花を地面置いた。
そして、少し助走をつけてダダダッ走って行く。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
タトーは、連続キックで大きな岩を破壊。
岩は、ボロボロと崩れ落ちた。
すると、奥から猪の耳と鼻をしたモンスターがやって来る。
オーク娘だ。
「皆の者! 侵入者やって来たぞ! 」
「早く捕まえてやる! 」
「ブヒィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!! 」
片手の黒い斧と爆乳にショートパンツのオーク娘が、タトーにドコドコと接近。
その数、六体。
しかし、タトーはオーク娘を見ても逃げることはなかった。
彼女は、両手をギュッと握り締めて周りに九ヶ所の魔方陣を作り出す。
「
「ぶふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
「ぶふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…………………………」
魔方陣から放たれる九発の水のビームは、六体のオーク娘の体を貫通。
穴から血を噴き出しながら、オーク娘は全滅した。
しかし、タトーは、まだ納得がいっていない。
なぜなら、現れた六体のオーク娘は、亥のオークではなかったのである。
「うん。どうやら、この先みたいね! 」
タトーは、洞窟の奥へと移動した。
洞窟の奥にやって来た。
「おお、やっぱり来たか。魔法少女」
そこにいたのは、入り口出会ったオーク娘に似ている。
しかし、腕が四本をしていた。
斧は青い両手持ち。
ひょっとしたら、彼女が亥のオークかも知れない。
タトーは、四つ腕のオーク娘に聞いた。
「あなたが、亥のオークね! 」
「そうだ、我は、亥のオークのボタン。十二器の一つ
「亥の試練? ああ! 」
タトーは、思い出した。
彼女は、最強の力をコントロールするために修行をしていた。
なのに、多くの死者を出してしまったのである。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………ごめんなさい! ごめんなさい! 」
「まあよい。酉の朱雀がどうにかしてくれる。しかし、亥の試練だ。我を倒せたら
「のぞむところね! 」
亥の試練が始まった。
最初に動いたのは、ボタン。
彼女は、
「四ツ谷造り斬り! 」
「
ボタンの斧は、地面を四方向に裂いた。
そして、地面からドバッと高い水の柱が吹き付ける。
「これで、魔法少女も無事で入られんなぁ…………」
ボタンは、自分の手を見た。
「ううん? 」
前の二つ、後ろの二つ、どこを探しても
「どう言うことだ? 」
「ここよ、ここよ! 」
「ううん? 」
ボタンは、後ろを向いた。
なんと、タトーが
「ふん……さすが、最強魔法少女。学習能力が高いな」
「ふふん! 」
「では。ルールは、ルールだ。
「うん! 」
タトーは、亥の試練をクリアした。
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